シェウラADPは、首都のムババーネから東に約150キロ、車で約3時間のところにあります。この地域は、スワジランド王国(エスワティニ王国)の中でも最も貧しい地域の一つです。2016年度に、子どもたちの「貯蓄グループ」が設立され、55人の子どもたちが参加しています。子どもたちは、ここでお金の価値を学んだり、実際に貯蓄をして学用品やそのほか学校で必要なものを購入したりしています。また活動を通して「貯蓄グループ」を運営し維持していくために必要なスキルも身につけることができました。今後は、さらに3つの「貯蓄グループ」の設立が計画されています。
この地域では、キリスト教会が人々の生活の一部となっており、子どもたちの道徳教育においても重要な役割を果たしています。ワールド・ビジョンは、キルヤンガADPにある2つの教会の子どもグループに道徳の教材を提供するなど、人格を成長させるための支援も行っています。
クーユ地域は、地域住民のほとんどが農業に従事していますが、農業の生産性が低く収穫量が少ないため、住民の多くが貧困に苦しんでいます。衛生状態も悪く、下痢や肺炎、マラリア などの病気が頻繁に発生しています。また、HIV/エイズの感染率も高い地域です。ワールド・ビジョンでは、地域の人びとにHIV/エイズの検査・カウンセリングを受けるよう促すなどの啓発活動を行っています。
ゲゲADPは、スワジランド王国(エスワティニ王国)の首都ムババーネから南へ100キロほどに位置しています。最貧困層が人口の7割近くを占める、スワジランド王国(エスワティニ王国)の中でも最も貧しい地域の一つです。慢性的栄養不良の子どもの割合は、約40%にも上ります。厳しい生活の中であっても、子どもたちが「子どもらしく」遊べる環境が必要です。子どもクラブは、子どもたちの心身の健やかな成長のため、大きな役割を果たしています。
トヨタADPは、コンゴ民主共和国の第2の都市ルブンバシから車で2.5時間ほどのところにあります。鉱山の町ですが、鉱山会社の経営破たんにより住民の多くが失業しました。1カ月の収入が100米ドル以下の世帯が半数以上を占め、貧困が深刻です。支援地域ではセンガ族が主流で、キリスト教徒が大多数を占めています。厳しい生活の中、子どもたちが神さまを信頼して生きていくことを学ぶのは、心身の健やかな成長にとって大切な要素となっています。
日本の「ハンカチ落とし」とほとんど同じルールでしたね。こうした遊びを通して、子どもたちは友だちと良い関係を築いていくことや、スポーツマン精神などを学んでいます。以前ご紹介した、他の国の「ハンカチ落とし」の動画を見比べてみるのも面白いかもしれません。
・カンボジア/ボレイ・チュルサールADP
・バングラデシュ/フルバリアADP
動画で歌とダンスを披露している"ドゥシショウゼ(Dushishoze)保健衛生クラブ"の小学生たちは、地域や家庭の不潔、不衛生さをなくすために活動をしています。 "ドゥシショウゼ(Dushishoze)"とは、現地の言葉で"何をすべきか考えよう"という意味があります。子どもたち自らが考えて地域のために活動することは、地域全体への啓発になっています。
この地域は農業で生計をたてているものの、十分な食料を得ることができない世帯が少なくありません。水汲みや家事を手伝わなければならない等の理由で学校に通えない子ども、途中で学校をやめてしまう子どもが少なくありません。この歌を歌うことで、子どもたちが自分たちに教育を受ける権利があることを学ぶのに加え、地域の大人たちへの啓発にもなっています。
支援地域には、早婚、子どもへの性的虐待、暴力的なしつけ、女の子に教育を受けさせない親の存在など、子どもたちの権利を脅かす様々な問題がありました。ワールド・ビジョンは、これらの問題に取り組むために、子どもの基本的な権利を守るための活動を推進しています。動画にある子どもたちの歌とダンスも、地域に住む人々への啓発活動の一つです。
コンゴ民主共和国は未だに内戦状態にある地域もあり、国土は荒廃し、政府が管轄する日常生活に必要な行政サービスも機能していません。政府に教育分野へ充当する予算がないため、既存の学校は老朽化が激しく非衛生で、就学児童の数に見合った学習環境がないこと、教材設備も乏しいことが課題となっています。ワールド・ビジョンでは、子どもたちが継続的に質の高い教育を受けられるよう保護者に子どもを学校に通わせることの大切さを伝えるための働きかけを行ったり、教室の修繕・増設や机・イスなど備品の整備、教員の指導力向上のための研修などといった支援を行っています。
今年は去年までの「成長報告」に加えて、子どもたちがどんな活動に参加したのか等をより詳しくご報告できるよう、
鋭意準備中です。チャイルド・スポンサーの皆さまへのお届けは、秋以降となる見込みです。どうぞ今しばらくお待ち
くださいますようお願い申し上げます。
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この地域の住民はほとんどが農業に従事していますが、生産性が低く収穫量が少ないため、多くが貧困に苦しんでいます。
トイレが普及していないため衛生状態が悪く、下痢や肺炎、マラリアなどの病気が頻繁に発生していることも課題です。
ワールド・ビジョンでは、病気の予防や衛生状態を改善する方法を子どもたちが学べるよう支援しています。子どもが
学んだことは、地域の大人の啓発にもつながっています。
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キアムボゴコ地域では、地方政府や地域住民と協力し、貯水タンクの修繕や建設に力を入れています。2014年度は貯水タンク4つ修繕、3つを新たに建設しました。この地域で安全な水を使える家庭の割合は、41%(2013年)から57%(2014年)まで向上しました。
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キラムルジ地域では、支援によって1994年のジェノサイド(大量虐殺)時に壊されたままになっていた全長25kmのパイプラインや汲み上げポンプを修繕しました。これにより、8集落の1,600世帯が安全な水を使えるようになりました。
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動画の冒頭で話をしている男の子、ポリー君は子どもたちをまとめるリーダーです。掃除をして小学校の敷地内をキレイにすることがなぜ大切なのか、集まった子どもたちに説明しています。ここで学んだことを子どもたちが家でも続けることによって、大人たちの意識にも変化をもたらすことを目指しています。
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以前は学校の設備が整っていないこともあり、小学校に入学しても家事の手伝いや早婚を理由に中退してしまう子どもが多くいました。支援が始まってから、学校設備の整備とともに教育の重要性についての啓発活動が行われ、地域の人々の間で子どもを学校に通わせるのは大切なのだと認識されるようになりつつあります。家事労働や早婚のために学校を中退させられる子どもは減ってきています。
2014年度は地域の小学校2校に新たな教室を建設しました。この支援により、これら2校に入学した児童の数は前年度の529人から671人に増加しました。
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アフリカ大陸の東に位置し、5カ国と国境を接するウガンダ。
キルヤンガADPのの支援地域で暮らすジェーンちゃん(7歳)。いつも学校から帰った後に水汲みのお手伝いをしています。
以前は池で汚れた水を汲むか、2キロ離れた隣村の井戸へ水を汲みに行くしかありませんでした。2014年にチャイルド・スポンサーシップの支援でジェーンちゃんの住む村に井戸が設置されてから、状況は大きく変わりました。家の近くの井戸で、きれいな水が汲めるようになったのです。
それまで水を求めて遠くまで歩かなければならなかった村の人々は、約1週間かけて掘った井戸から水が出たのを見て歓声をあげました。今ではジェーンちゃんの家族を含む村の100世帯以上がこの井戸を使っています。
井戸は掘った後の管理も重要です。ワールド・ビジョンは井戸を作るだけでなく、村人7人のメンバーから成る水管理委員会を立ち上げ、村の人々が自分たちで井戸を清掃し、利用者からお金を集めて故障時の修理に備えることができるような組織作りも支援しています。井戸の修理ができる技術者の養成も行なっています。
小さい体で5キロのタンクを毎日家まで運んでいるジェーンちゃん。
「汲んだ水は、飲んだり、料理や洗濯、水浴びに大切に使っています」
と笑顔で話してくれました。
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Take 1(1回目の撮影) は少し遠くから、Take 2(2回目の撮影) は、歌っている子どもたちだけをズームして撮影したようです。ちょっと恥ずかしそうに笑っている子もいれば、堂々としている子もいます。
すべての子どもたちが、生まれた国・地域で健やかに成長していくことができますように。
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チャイルド・スポンサーシップの支援では、この動画で紹介している「ライフ・スキル・トレーニング」以外に、教育環境の整備や子どもたちの栄養改善に取り組んでいます。 2014年度は小学校の教室の修理や、机・イスの提供を行ったほか、小学校での学校菜園作りに取り組みました。学校菜園での収穫物を学校給食に使うことで、子どもたちの栄養改善にも役立っています。
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アフリカ大陸の中部に位置し、4カ国と国境を接するルワンダ。
キラムルジADPのの支援地域で暮らすフローレンスちゃん。現在12歳ですが、小学校4年生に在籍しています。以前は村に小学校がありませんでした。家から一番近い小学校でさえ6キロも離れていたため、両親は入学を2年遅らせる決断をしたのです。
フローレンスちゃんは朝4時に起きて、水汲みと家の掃除のお手伝いをした後に学校に通っていました。通学に時間がかかり、遅刻して先生に叱られることも多かったと言います。雨の日の通学は特に辛く、毎日疲れていました。
このような子どもたちの問題を解決するため、ADPはこの村に新しい小学校を建設しました。フローレンスちゃんの家から新しい学校までは1キロです。
以前は学校が嫌いだった彼女ですが、「通学が楽になり、勉強するのが楽しくなった」と話してくれました。将来の夢はお医者さんになることです。
これまでこの村には、学校が遠いため入学が2、3年遅れたり、距離が原因で中退してしまう子どもが多くいました。
新しい学校ができたことで、フローレンスちゃんのような多くの子どもたちの通学が大幅に楽になり、勉強を続けやすくなりました。
ルワンダでの支援活動について、詳しくはこちら
キラムルジADPのプログラム近況報告はこちら
子どもたちが健やかに成長する過程において、神様の存在を知り、「神様は自分の行動をなんでもご存知なのだ」と知ることは、謙虚さと誠実な行動をとることの大切さを知る大切な機会となっています。
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ナラウェヨ・キシータADPのプログラム近況報告はこちら
チャイルド・スポンサーシップでは、親を亡くした子どもたちを抱える家庭やHIV/エイズとともに生きる人々など、特に貧しい家庭に対して、乳牛や鶏を支援する活動を行っています。
地域で十分な食料を得られる世帯は、24.0%(2008年)から78.7%(2014年)に改善するという成果が出ています。
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チャイルド・スポンサーシップの支援では、学習環境の整備、教師の育成など、デラ地域での教育の質が向上するよう取り組んでいます。2014年度は、支援地域内の2つの小学校の校舎を新たに建設し、机とイスを導入しました。また、指導に関する教師への研修も強化しました。これらの取り組みにより、国の学力平均を上回る子どもの割合が、2013年の89.3%から2014年度は91.4%にまで増加しました。
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男の子と女の子の2人の候補者が「ぜひ自分に投票してください」と呼びかけています。女の子の候補者の方が弁が立っている?でも、男子もちょっと面白いことを言ったりして人気がありそうです。投票の結果や、いかに!?
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オレントンADPのプログラム近況報告はこちら
アフリカ大陸の東部に位置し、7カ国と国境を接するタンザニア。
ゴロワADPの支援地域で暮らすメアリーちゃん(13歳)の両親は、伝統的な農法でトウモロコシを栽培していました。収穫量が少なく、メアリーちゃんを含む6人の子どもたちを十分に食べさせることができずにいました。
「お腹が空いて勉強に集中できず、成績は良くありませんでした。体の具合が悪いことも多かったです。制服や通学かばんが買えず、学校も休みがちでした」とメアリーちゃんは当時を振り返ります。
両親がチャイルド・スポンサーシップの支援によってミルクをよく出す改良種の乳牛の提供を受け、近代的な農法の研修を受けてから、生活は改善し始めました。乳牛から搾れる毎日18リットルの牛乳は、メアリーちゃんや兄弟の栄養状態の改善に役立っただけでなく、余った分を売ることで現金収入が得られるようになったのです。
以前は1エーカー(※)あたり4袋のトウモロコシしか収穫できませんでしたが、研修で学んだ農法で栽培した結果、15袋も収穫できるようになりました。メアリーちゃんたちはお腹いっぱい食べられるようになり、余ったトウモロコシを売ったお金で学用品を買うこともできるようになりました。
「支援により絶望的な生活から抜け出すことができ、本当に感謝しています。将来は畑をもっと拡大したいと思っています」と、メアリーちゃんの父親は笑顔で話してくれました。
※1エーカーは4046.86㎡で、サッカーグラウンド1面くらいの広さです
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アフリカ大陸の中央に位置し、9カ国と国境を接するコンゴ民主共和国。
トヨタADPの支援地域で暮らすフェリジョ君(9歳)は10人兄弟の7番目です。フェリジョ君の両親は、畑でトウモロコシ、キャッサバ、落花生を育て、市場で売って生計を立てていますが、大勢の子どもたちを食べさせ、衣服を与えるだけで精いっぱいでした。このため、子どもたちを学校に通わせるのは後回しになっていました。
「就学時期が近づいても私たちにはお金がなく、次の収穫を待たなければなりませんでした。仕方なく、私たちは子どもたちに家で畑仕事の手伝いをさせていました」と 母親のフランシーヌさんは言います。
フェリジョ君の家庭の収入を向上させるため、ADPは家禽飼育についての研修と、アヒル、七面鳥、ニワトリを提供し、両親は養禽ビジネスを始めました。
「養禽を始めてから生活が改善しました。育てた家禽を売って、子どもたちを学校に通わせるのに十分なお金を得られるようになりました」とフランシーヌさん。
養禽に加えて両親は最近貯蓄グループにも加入し、子どもたちの教育のためのお金を貯めたいと考えています。
小学校3 年生のフェリジョ君は、「将来は学校の先生になって、子どもたちに読み書きを教えたい」と明るい笑顔で話してくれました。
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