(2024.05.13)
ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は5月にも石川県輪島市で活動を実施しました。
5月2日、輪島市のNPO法人じっくらあとが運営する10代の子どもの居場所「わじまティーンラボ」を訪問しました。ワールド・ビジョン・ジャパンは、地域のコミュニティスペースに対する支援の一環でこちらのラボに家具をお届けしました。
支援した物品:
・下駄箱 2つ
・会議用テーブル 4つ
・鍵付きキャビネット 1つ
・シュレッダー 1つ
「わじまティーンラボ」は震災後 3月26日から再開し、子どもたちの放課後や週末の憩いの場になっているそうです。
今回ワールド・ビジョンが支援した会議用テーブルにより、「落ち着いて勉強ができるスペースを設けることができました」という感謝の言葉をいただきました。
5月3日、輪島市内の仮設住宅に寝具セット146名分をお届けしました。たくさんのボランティアの皆さまにご協力いただき、スムーズに仮設住宅の部屋に段ボールを搬入することができました。
お昼の休憩に入った時、ボランティアの方から「一緒に写真を撮ってもらえませんか」と声をかけていただきました。お話をうかがったところ、ご支援者の方でいらっしゃいました。「寄付がこうして役立っているんだと嬉しくて!」との言葉に、スタッフの私たちもとても嬉しく励まされました。ありがとうございました!!
寝具セットの支援は、WVJと西川株式会社(nishikawa)との連携でお届けしています。WVJとnishikawaは、2016年4月に発生した熊本地震に際し、連携して物資支援を行った経験をふまえ、同年7月に「災害時における物資の供給に関する協定書」を締結しています。
寝具セット内容:
・敷き布団(カバー付き)
・掛け布団(カバー付き)
・毛布
・枕(カバー付き)
支援セット数:146セット
子どもがいる世帯のお部屋には、文房具などのプレゼントを準備して仮設住宅にお納めしました。
輪島市では、現在も仮設住宅の建設を進めています。WVJは、これから完成する仮設住宅にも寝具セットを支援予定です。
WVJは1月7日から実施している能登半島地震緊急支援の一環として、輪島市内の小学校にて、子どもたちが安心して安全に過ごせる居場所「チャイルド・フレンドリー・スペース」(以下「CFS」)を実施しています。
子どもたちはどんな時にも「遊び」が大切ですが、震災発生後、思いっきり声を出したり運動したりできない状況が続いています。WVJでは2月下旬に子どもたちが自由に過ごせる遊び場として「みんなで遊ぼう!」を開催したところ、多くの方が参加、継続実施の要望があったことを受け、3月末までに計13回実施、のべ204名にご参加いただきました。
約1カ月ぶりとなる5月8日、9日に開催した「みんなで遊ぼう!」には、それぞれ22名、26名の子どもたちが参加し、たくさん汗をかいて思いっきり遊びました。
先生から「子どもたち、とても楽しみにしていたんですよ」との言葉をいただいたのに加え、「体を動かして遊べる場所がなかなかないので、本当に助かっています。1日目に参加して帰ってきた子どもが、とても楽しかったとずっと話していたんですよ」と、お迎えに来た保護者の方から伺いました。
今回の「みんなで遊ぼう!」の開催に立ち会った高橋スタッフは「1カ月の間に新たな学年となり、子どもたちの生活にも様々な変化があったようです。遊びの中で子どもたちの成長を感じる場面がたくさんありました」と語ります。
「みんなで遊ぼう」は、6月にも開催を調整中です。