地域の女の子の
希望の光に
ケニアのナンシーさん
「女の子は、学校に行かずに、早く結婚しなさい」そんな地域で育ったけれど、国で一番の大学・ナイロビ大学で修士号を取り、開発援助の仕事で世界中の子どもを救っているナンシーさん。今や、地域の女の子のロールモデルです。
詳しく見る(2020.12.14)
「子どもたちが学校に行く姿を見るのが大好きでね。教育こそが、あの子たちの未来を拓くのだから」
早朝四時、マトソさんは道端に止めた自分のタクシーを温めながら、嬉しそうに語ってくれます。
整備が終わると、乗ってくる子どもたちが退屈しないように、にぎやかな音楽を車内に流して、さあ出発です。
アフリカの南端に位置する、四国の1.6倍の大きさしかない、レソト王国に住むマトソさん。
家族は貧しかったけれども、ワールド・ビジョンの支援のおかげで、今はタクシードライバーとして子どもたちの学校の送迎する仕事で、家計を支えています。
さて、マトソさんの運転するタクシーがいつもの場所につきました。さっそく子どもたちが元気に乗り込んできます。
マトソさんがクラクションを鳴らしてやっと、目をこすりながら子どもたちが急いで来る日もあるけど、今日はどうやら違うみたい。
「この子たちが朝授業にきちんと通い、夕方安全に帰宅するのを見届けたいんだ。彼らの人生は、教育が基盤にないといけない」
教育の重要さを身を持って体験しているからこそ、子どもたちを学校に送るこの仕事に、大きな喜びと誇りを持っています。
マトソさんの子どもたちへの暖かな目線は、ワールド・ビジョンが子どもたちに向ける思いと、そして私たち全員が未来の世代の幸せを願う気持ちと一緒です。
チャイルド・スポンサーシップを通じて、すべての子どもが笑顔になってほしいという願いが、世界に広がっていく様子をご覧ください。
干ばつが頻繁に起こるレソト王国は、慢性的な食料不足に陥っており、最も貧困が厳しい後発開発途上国の一つです。
マトソさんの家族は、地域に住む他の家族と同じように、農業で生計を立てていました。
お父さんは鉱山へ出稼ぎに行っている中、お母さんと幼い兄弟たちと懸命に、畑を耕します。
しかし売る分はおろか、皆が食べる分すら十分に収穫できない時がほとんどでした。
ぎらぎらした太陽の下、労働と貧困でいつもおなかをすかせていたマトソさん。
すると7歳のころ、ワールド・ビジョンが地域への支援を開始し、チャイルド・スポンサーからの支援を受けることになりました。
食べ物、服、おもちゃ、あんなに欲しくても手に入らなかったものが届けられるように。
「特に嬉しかったのは、靴を手に入れた時です。貧しさから自分たちではとても買えなかったので...。あの喜びは言葉では言い表せません」
マトソさんは支援を受けながら、専門学校を卒業し、自動車工の資格を獲得します。
あのまま農業の暮らしを続けているだけでは、夢にも描けなかった生活の水準と未来を手に入れたのです。
「私の夢は、いつかチャイルド・スポンサーになること。今度は私が、世界に恩返しをしたいのです」
お金をためてタクシーを一台買ったマトソさんは、タクシーの自営業を始めました。
事業はぐんぐん成長し、今や奥さんと6か月の子どもを支える、一家の大黒柱です。
干ばつで収穫が台無しになり、食料の心配をする必要はもうありません。
マトソさんは、自分の家族が経済的に独立しただけでは満足しませんでした。
支援を受けた日々は彼の心を成長させ、同じ立場の子どもたちを笑顔にすることが、彼の生きがいと目標になったのです。
支援を受ける子どもたちには、支援物資だけでなく、支援者の子どもたちへの思いも伝わります。
そしてその思いは、彼らの人生にとどまらず、彼らからまた未来の世代に伝播していきます。
すべての子どもたちが笑顔になれる世界は、実現不可能なものでは決してありません。
貧困、紛争、災害。世界の問題に苦しむ子どもとともに歩み、
子どもたちの未来を取り戻す活動に、
あなたも参加しませんか。
今あなたにできること、
一日あたり150円で子どもたちに希望を。
「女の子は、学校に行かずに、早く結婚しなさい」そんな地域で育ったけれど、国で一番の大学・ナイロビ大学で修士号を取り、開発援助の仕事で世界中の子どもを救っているナンシーさん。今や、地域の女の子のロールモデルです。
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