(2018.06.04)
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、遺贈、遺産・相続財産からのご寄付をお受けしています。千葉県在住の山崎育子様は、ご主人から引き継いだ相続財産からご寄付をくださいました。ご支援によってケニアに建設された学校の教室と水タンクが完成後、現地を訪れ、支援の成果を視察しました。ご病気により50 歳の若さでお亡くなりになられたご主人は、生前チャイルド・スポンサーとしてご支援くださり、子ども好きの愛情あふれる人だったといいます。山崎育子様にケニア訪問の感想を聞きました。
Q. ケニアの支援地訪問はいかがでしたか?
A. 子どもたちの笑顔が最高でした。一生分の"ありがとう" を言われ、これほどの感動はありません。想いが形になりそれを見たことが遺族として何よりうれしい。現場で本当に必要なことに対して支援ができたことを主人は喜んでいると思うし、生きた証を見たような気がします。
Q. ご支援によって高校に設置された水タンクはどうでしたか?
A. 水タンク設置により子どもたちが水汲みから解放され、事故に巻き込まれないようになったこと、勉強の時間ができたことがすばらしいことだと思いました。生徒たちはそれぞれ先生や医師になりたいと夢を語ってくれました。主人の写真の旗が風になびいて、まるで主人がそこに立って待っていてくれたかのように思い、涙が出て感動しました。
Q. ご支援によって建設された小学校の教室はいかがでしたか?
A. 明るい教室で、きれいな机といすに座って勉強できる環境ができたことが一番良かったです。それまでの教室は狭く暗くて目が悪くなりそうでした。新しい校舎は、主人の名前入りの記念教室と書かれ、子どもたちが"Thank You Masa" と書いた紙を手に持って歓迎してくれたことは忘れません。