
避難民キャンプに暮らす15歳のスルダナちゃん(ソマリア)
「家で飼っていた全ての家畜を失いました。食費の足しにと、街に出て皿洗い等をしますが、稼げるのは1ドル程度。今もほぼ毎日1日1食ですごします」
異常気象・コロナ・紛争。急性飢餓に陥る人、1億9300万人。家を追われ、自給自足も叶わず、食料品は高すぎて買えず、人道支援で命をつなぐ子どもたちがいます。
ご寄付は寄付金控除等の対象となります。
飢きんは、栄養不良の蔓延で餓死者が出始める、飢餓の最も深刻な状況の際に宣言されます。
アフリカ東部、"アフリカの角"と呼ばれる一帯では、紛争や気候変動の影響で食糧不足が深刻です。食料品を輸入に頼るソマリアは、小麦の大半を比較的安価なウクライナ産が占めていました。ウクライナ危機の発生による輸入停滞で、価格が高騰しています。
干ばつで収穫は得られず、多くの子どもたちが命を失う危険にさらされています。
「家で飼っていた全ての家畜を失いました。食費の足しにと、街に出て皿洗い等をしますが、稼げるのは1ドル程度。今もほぼ毎日1日1食ですごします」
「ラクダの餌が残りわずかでも、市場にある家畜用の飼料は高くて手が出せない。乾ききった土地に生えるのはわずかな野草だけ。現金を得るために残っているラクダを売りたくても、これほど弱った家畜には買い手もつかない」と嘆く。
「干ばつのため過去3回の収穫期に、作物が何も収穫できませんでした。家畜も失い、食べ物を求めて家族全員でキャンプに身を寄せました。食べるものが手に入らない時は、空腹で泣く子どもたちに、野草を与えるしか術がありません」
成長期の栄養不良は、身体や知能の発達にも影響を及ぼします。緊急時には必要なカロリーとビタミンやミネラル等が配合された栄養補助食で、子どもたちの命をつなぎます。
「このカードを持ってお店にいき、家族に必要な食品を選んで買います」(避難民キャンプのバルリンさん)バウチャーカード(引換券)や食料品購入に使える現金は、人々の選択肢を広げます。自分に必要なものを入手でき、本来の生活を取り戻す助けになります。
食料の調達を持続させ、子どもたちが健やかに成長できるように、人々の能力強化を進めます。養殖魚や収穫した農産物の適切な販売時期や価格を学び、家計収入の向上に取り組みます。栄養への理解を促し、栄養価の高い献立作りの研修を実施します。
ご支援の成果がご覧になれます。
ご協力くださった皆さまには、毎年3月頃にお届けする年次報告書の中で、募金により行われた活動をご報告します。
※募金額は、上記金額に限定するものではなく任意です。金額はあくまでも目安であり、支援内容は変更となる可能性があります。募金額が記載活動の必要を満たした場合は、他に支援を必要とする人々のために役立たせていただきます。
個人の所得税の寄付金控除について、「税額控除」と「所得控除」から有利な方を選択できます。「税額控除」を選択することにより、多くの個人のご支援者の皆さまに、より大きな金額の所得税の還付が受けられることとなります。
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