株式会社ポケモン様からの寄付により、「多様性」をテーマにした教材を作成しました。
小学生の皆さんの「調べ学習」や学校で先生方に授業でお使いいただけるダウンロード教材です。3種類ありますので、ぜひご活用ください。対象は、すべて小学生以上です。
内容:コンゴ民主共和国に住むマリーちゃんの家族は、貧困のため十分に食べ物を手に入れることができず、みんないつもお腹をすかせています。家族を支えるために仕事をしなければならないので学校に行くことはできません。そんなマリーちゃんが笑顔で「子どもらしく」過ごせる時間とは......
内容:ライトンくんの家族は、食べ物を手に入れることができず、いつもおなかがすいていましたが、ワールド・ビジョンの支援でヤギを受け取り、家族に変化がおとずれました。そして、お兄ちゃんのライトウェルくんはワールド・ビジョンの「読み書きクラブ」に通い、将来の夢を見つけることができました。その夢とは......
教材をダウンロードして学んでくださった方に「オリジナル受講証」をお送りします。世界のお友だちを大切にするグローバル・キッズになった証として、そして、受講証を見て、世界のお友だちを大切にする気持ちを思い出してもらえたら嬉しいです。
こちらのフォームの「「お問合せ内容」で「そのほか」を選び、「お問合せ内容」に以下の4点を記入して送信してください。
ワールド・ビジョン・ジャパンのスタッフが教育機関等を訪問し、授業や講演をします。「総合学習」や「国際理解教育」、また「人権教育」や「PTA講演会」としてもご依頼をいただいています。オンライン授業にも対応しています。
対象:幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校、大学、塾やグループ活動等
人数:20名以上
時間:30~90分
授業の流れ
小学4~6年生
「子どもの権利条約」や世界の子どもたち のストーリー、自分自身の経験に照らしながら、みんな「同じ」 権利を持っているけれど、みんな「違う・多様性がある」という 内容に展開します。多様性を受け入れ、公平な社会を実現するために、 自分の中にある「決めつけスイッチ」をオフにしてみようと呼びかけます。
中学生
アクティビティ「ちがいのちがい」を通して、存在して良い「違い」と改善していく必要がある「違い」をグループごとに話し合います。世界に広く目を向け、自分の意見を持ち、他者の意見を聴くディスカッションを通して、多様性に理解を深めます。
高校生
「子どもの権利」が守られていない世界の子どもたちの現状をケースストーリーで紹介し、世界中で取り組まれているSDGs(持続可能な開発目標)に照らし合わせ、課題を掘り下げます。探求活動や調べ学習の導入にもご活用いただけます。
大学生
理論編と実践編に分け、「多様性」について、歴史の外観、差別の構造、また、「人権」について、エンパワメントと権利意識、外的抑圧と内的抑圧等に理解を深め、グループワークでは、BLM(Black Lives Matter・人種差別抗議運動)やアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み・偏見)等の具体的な事例を題材にロールプレイやディスカッションを実施します。
児童からの感想
この世界で学校に行けない子どもたちがたくさんいることを知った。この世界で差別がなくなれば世の中の人は仲良くできるのになぜ差別があり、学校に行けない女の人もいるのか不思議でしかたない。差別が無くなれば困っている人はいなくなり、世界は明るい光を見られると思います。 (小学5年生)
学生からの感想
今回の授業で印象に残ったのは「相手にとって必要かどうか」ということだ。偏見は誰もがステレオタイプとして持っているものから生まれて、自分はそのつもりがなくても相手を傷つけてしまうものだということを再確認することができた。偏見をなくすには異文化理解が大切だけれど、その文化の主要部分が水面下に隠れてしまっているだから難しいという面もある、というお話を聴いて「確かに」と思った。また、支援する際もただ支援するのではなく相手の文化を尊重する姿勢を持って支援することが大切、というお話も印象に残った。 (大学2年生)
先生からの感想
学校の授業で取り上げたいと思っていたテーマであり、なかなか実践できていなかったので、とても有難かった。世界の子どもたちの実際ストーリーはインパクトがあり、良い学びになった。(小学校教員)
大学教授
講義、本当にありがとうございました。 学生たちも真剣に受講し自ら考えることもあったようで、 お願いして本当に良かったと思いました。
「多様性」というテーマは、文部科学省の『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して』において、「一人一人の児童生徒が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるよう、その資質・能力を育成することが求められている」と言及されています。
現代社会を生きる児童・学生の皆さまにぜひお届けしたいテーマのひとつです。「無料オンライン教材」を多くの方にご活用いただけたらと願っています。
「講師派遣」のお申込みもお待ちしています。
グローバル教育担当 松本 謡子
松本スタッフのブログ
Q1:「講師派遣」の費用はかかりますか?
A1:金額規定はありません。対面式授業の場合はスタッフ派遣にかかる経費(交通費、旅費、人件費等)についてご配慮いただきたくお願いいたします
Q2:どのくらい前から申込が必要ですか?
A2:ご希望の1カ月前までにご連絡をお願いします。日時によってはお受けできない場合がありますので、あらかじめご了承ください
Q3:講師派遣で用意するものは何ですか?
A3:プロジェクター、スクリーン、スピーカーをご用意ください。(※体育館の場合はマイク))
①「お問い合わせ」フォームに必要事項をご記入の上、「お問い合わせ内容」に希望日時、対象、人数、テーマをお書きください。
もしくは、以下の「講師派遣申込書」をご記入の上、school@worldvision.or.jp 宛てにメールでお送りください。
②打ち合わせ:グローバル教育担当者とメールまたは電話、Zoom等で詳細を打ち合わせいたします。
(東京都教育委員会が実施する「東京オリンピック・パラリンピック教育推進支援事業」の一環で派遣授業実施の依頼をいただいた実績を含めます)
ご寄付により「多様性を受け入れる公平な社会の実現」という共通のテーマで、ワールド・ビジョンは、日本、台湾、タイ、シンガポールで支援事業を実施しています。ご寄付は同社グループが世界で行う社会貢献活動の一環として行われたものです。