(2020.06.05)
ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、チャイルド・スポンサーシップを通じ21カ国45地域を支援しています。直近で、WVJが新しい地域での支援を始めたのは、2012年。今回は、今年始まる支援地域の1つ、ウガンダのロバランギット・カレンガ地域をご紹介します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大により、プログラムの開始時期に変更が生じる場合があります。
アフリカ大陸の東、赤道直下に位置する内陸国です。南部は、ナイル川の起点となるビクトリア湖に接し、日本の本州とほぼ同じ広さです。
公用語は英語ですが、スワヒリ語、ルガンダ語も使用されています。宗教はキリスト教が主流となっています。
ウガンダ国内だけでなく、世界で最も貧しい地域の1つとされる北東部のカラモジャ地方に位置しています。カラモジャ地方の子どもたちの約75%が最も弱い立場にいます。
合計特殊出生率(1人の女性の平均出生数)が国内で最も高いですが、医療施設や水衛生施設が大いに不足しているため、妊産婦死亡率は高く、栄養不良の子どもも多くいます。教育へのアクセスも乏しく、10歳以上の識字率は約27%と国平均(74%)を大きく下回っています。
また、女性や子どもに対する暴力や差別が多いなど、様々な課題を抱えています。
WVとウガンダ政府が行った調査から、子どもの貧困が特に深刻で子どもへの支援が少ないカラモジャ地方が、特に脆弱な地方として選ばれました。
また、地方政府や住民へのインタビューから、政治的に安定し、人口流出が少なく、住民の賛同が得られたため、この地域で活動することになりました。
ロバランギット・カレンガ地域にいる最も弱い立場にいる子どもたちがより良い未来を築けるよう、子どもたちやその家族、地域の人々のために活動してまいります。