(2018.06.01)
2018年4月21日(土)、ボランティアの皆さまの日頃のお働きへの心からの感謝を込めて、WVJ事務所にて感謝会を開催しました。遠くは北海道や愛媛からご参加くださった方や、初参加者も10名いらっしゃいました。
42名のボランティア・ご家族の皆さまと、ゲスト・スタッフ合わせて約90名が参加し、賑やかで楽しいひと時となりました。
今年は特に、ワールド・ビジョン・ジャパン30年とボランティア活動の歩みをふりかえり、皆さまとともに新たな一歩を踏み出す機会となり、スタッフ一同、大変励まされました。
長年ボランティアを続けてくださっている方を表彰しました。
事務所ボランティアとして15年になる方は、「定年退職後に自分の英語力がサビないようにとか、経験を活かせればと思って始めたけれど、活動を通じて自分が受けることの方が多く、周りの皆さんと笑って過ごせて私の方が感謝でいっぱいです」と話してくださいました
スタッフ手作りのお菓子や軽食で歓談
ボランティア感謝会に引続き、在宅翻訳ボランティア交流会を行いました。
手紙をスキャンし、T'sルームへのアップロードを担当している事務所ボランティアの方も1名加わり、8名が参加くださいました。
<グループ交流>
2グループに分かれて、「翻訳をしていて、楽しいこと、嬉しいこと、工夫していることは?」「翻訳ボランティアをするわけは?」をテーマに、交流の時をもちました。
• 訳していない時も、頭の中でふさわしい?または、適切な?和訳を探していて、見つかると嬉しい(複数の声)
• 手紙に出てきた用語について、自分で国別の用語集を作り、使っている
• いろいろな国の手紙の翻訳にチャレンジすると、いろいろな子どもの様子が見えてくるのが嬉しい
• 翻訳ボランティアがライフワークの一部になっていて、手元に翻訳の手紙がないと落ち着かないくらい。末永く続けていきたい
• お金のためでなく、人のために何かをしたいと思って参加している
• 子どもの頃、先天性の病気のため、輸血で周りの方に助けていただいた経験から、お返しをしたいと思って参加している
• 長期間できて、やっていることに実感がもてるボランティア活動を探していた
<ウガンダのチャイルド・スポンサーシップ事業報告>
ウガンダの支援地域を訪問したスタッフより、地域の社会的背景がどのようにチャイルドの手紙に影響するのか、チャイルドが自分で手紙が書けるのは何歳ぐらいか、現地ボランティアはどのようにチャイルドの手紙に関わっているのかなど、現地の状況や子どもたちの様子について報告しました。
WVウガンダでは、スタッフとボランティアが大変よく連携して、ボランティアは手紙の交流をはじめとした活動に主体的に取り組んでいます。ボランティアを担っているのは、村で住民から信頼されている人々で、職業は教師、農民、保健ボランティア、村の役人、教会のリーダーなど様々です。ボランティアは無償で活動を行っています。
ウガンダ(キルヤンガ地域開発プログラム)の現地スタッフとボランティアたち
ボランティア1人あたり50~180人のチャイルドを担当しています
ウガンダの手紙事情も含めた詳しい内容は、ブログでもご紹介していますので、ご覧ください。
「チャイルドが自分で手紙を書けないのはなぜ?~ウガンダの事例~」
<感想:アンケートから>
• ウガンダが多言語国であることをはじめて知りました。こんなに何種類もの言語があり、子どもたちの頭は混乱し手紙どころではないでしょう・・・でも、手紙を書くことを通して、字を覚えることにもつながり、学習としても有意義なこと、現地スタッフまた日本人スタッフのご苦労が、お話からほんの少し分かりました
• (現地ボランティアは)日本のボランティア以上に大変な働きだなと、実感できます。現地でボランティアをする人たちに改めて敬意を表します
• 手紙が短かったり、パターン通りになってしまうのは、手紙を書く習慣がないことや、地域の大人もあまり文章を書くことに慣れていないのかなとは思っていましたが、 多言語の国のため、(学校で)母語で勉強できず、他の言語や英語で読み書きしなければならないこともあると知って納得しました
• 実際にチャイルドが手紙を書く様子をビデオで見ることができて良かったです。絵や書き込みが満載のお手紙も素晴らしいですね