(2025.01.15)
ワールド・ビジョン・ジャパンは、国内支援活動の一環として、事務所が立地する中野区内で、2023年の夏休みから子どもの居場所「みんなのへや」を運営しています。
「みんなのへや」は、小学校4年生くらいから18才くらいまでの誰でも参加できる居場所で、学期中は放課後、長期休暇中は日中の居場所として開催しています。利用は無料で、宿題をしたり遊んだり、自由に過ごすことができる場です。
2024年1月~12月の間に計48回開催し、のべ384名の子どもたちが参加しました。年内最後の開催日となった12月18日は、1年の締めくくりとして、地域の町会会館をお借りして「みんなのへや」のクリスマス会を開催しました。
クリスマス会は、みんなのへやに来ている子どもたちと、その友達や家族が一緒に楽しめるよう企画しました。
子ども24名、保護者11名、計35名が参加し、昨年に比べ倍の人数のとてもにぎやかな会となりました。
普段のみんなのへやは、水曜と金曜に異なる会場で開催しているため、参加する曜日によってお互いに顔を合わせたことのない子どもたちもいました。子どもたちが一堂に会したクリスマス会では、大人数の集まりならではの多様な交流が見られました。
クリスマス会の特別企画として、クリスマスカードづくりや紙皿を使った雪だるまづくりなどを楽しめる工作コーナーを設けました。
予想以上に大人気で、用意していた机がいっぱいになってしまいましたが、子どもたちはみんなで肩を寄せ合い、譲り合いながら楽しんでくれました。
カードにはクリスマスのツリーの隣に好きなキャラクターを描く子がいたり、「お母さんに渡すんだ」とはりきって作る子もいました。
子どもたちお待ちかねの夕食は、今年もチキンとオードブル、スープにサラダを用意しました。子どもたちだけでなく、普段はお迎えのみの保護者の方や、みんなのへやのスタッフも一緒に食卓を囲み、様々なおしゃべりに花が咲きました。
保護者の方同士、子ども同士の交流に加え、スタッフが保護者の方から普段のお子さんの様子をお聞きしたり、みんなのへや以外のワールド・ビジョン・ジャパンの活動にも関心を持ってくださる保護者の方へスタッフからお話をさせていただくなど、有意義な時間となりました。
子どもたちは、「チキンがとっても美味しかった」「友達と一緒にクリスマスを楽しめたのが良かった」「19時までだったけどもっと遊びたかった」といった感想を寄せてくれました。
昨年もみんなで楽しい時間を過ごしたクリスマス会でしたが、今年は参加人数が倍に増え、それだけ地域に「みんなのへや」を受け入れていただいているのだと実感しました。
会の後お聞きしたアンケートでは、子どもたちの放課後の居場所に対する切実なお声もいただきました。
これからも「みんなのへや」が子どもたちに問って居心地よく、様々な体験ができる居場所になることを目指すと共に、地域の中でその様な居場所がさらに増えるよう、私たちにできることから取り組んでまいります。
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
支援事業第2部国内支援・アドボカシー課 高橋・山下
E-mail: kodomo@worldvision.or.jp
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