レバノン大爆発に巻き込まれたぜい弱な子どもたちを強く懸念

(2020.08.05)

Photo by IBRAHIM AMRO / AFP via Getty Images

爆発は最悪なタイミングで起きた

8月4日、レバノンの首都ベイルートで起きた大規模な爆発について、ワールド・ビジョンはその被害状況を確認しています。現地スタッフは「これまでに国が対処しなければならなかった最も困難な出来事」と、事態の深刻さを語ります。

ワールド・ビジョンは、ベイルートで暮らす弱い立場にある子どもたちとその家族の健康と安全を強く懸念しています。爆発は都心のいくつかの地区を引き裂き、家屋を破壊し、ガラスを粉々にし、一帯を濃い煙で覆いました。多くの人が家を失い、路上生活を余儀なくされています。

ワールド・ビジョン・レバノンのコミュニケーション・マネージャー、ジョセフィン・ハダッドは次のように話します。「爆発はベイルートだけでなく、国全体を揺るがしました。ワールド・ビジョンは1975年以来、地元住民と多くのシリア難民の双方に支援を届けてきました。被災地に住む家族や子どもたちのことがとても心配です。ここ数週間でCOVID-19感染者が急増し、経済危機の真っただ中にいる最悪なタイミングでこの災害は起きました」

Photo by Houssam Shbaro/Anadolu Agency, via Getty Images

死傷者の数は増え続け、爆発の原因は依然として不明です。

「私たちはレバノンの人々、特に負傷した人々の健康と安全を心配しています。私たちは彼らの速やかな回復と、この悲劇的な爆発で亡くなった人々の魂のために祈ります」 とワールド・ビジョン・レバノンの事務局長、ハンス・ベダースキーは追悼の意を表しています。


ワールド・ビジョンの職員2人が爆発で軽傷を負いましたが、治療を受け、現在容体は安定しています。

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