(2017.1.4)
ぼくたちの家は、大きくてきれいだった。大きな庭もあって、そこには動物や木であふれていたよ。
無人機が、ぼくのとなりの家を直撃して、その衝撃はすごく大きかった。音は「ビューン」という感じ。
5人も亡くなって、他の人は傷を負った。
「次はうちだ!」と思ったよ。あの悪の無人機が怖かった。
ぼくたちは、みんな、怯えていた。
ぼくは、医者になって、小児科の専門になりたい。
私の大きな家には、すばらしい庭に、たくさんの木とお花があったの。残念ながら動物は飼ってなかったけどね。だけど、武装勢力に、家から追い出された。
私が一番こわいのは、ロケット弾の音と銃弾。
武装勢力は、全ての家に向かって撃っていたわ。
モスルにいたときは、悪夢を見て眠れなかったけど、ここにきてからは悪夢を見なくなったよ。
大きな家と、すてきな車と、お金がほしいな。家は、二階建てで、大きな庭とたくさんの窓とドアがあるのがいいわ。車は白鳥さんみたいのがほしいの。
私たちは、互いに愛し、互いに尊重し、互いに助け合うべきだとおもう。
ぼくたちは、遊ぶことを禁じられていた。彼ら(武装勢力)が許可しなかった。彼らは銃を撃っていて、ぼくはその音が怖かった。
ぼくは運転手になりたい。大きなトラックの中で、心地よく運転したい。
ぼくたちは、二度とモスルには戻らない。だって、もう愛していないから。
私たちは、武装勢力があらわれたから、逃れた。嫌だった。
私は頭を覆っていなかったから、怖かった。武装勢力は、女の子が頭を出していることを嫌っていたの。
彼らは、人前で逮捕したり、侮辱したりしたわ。あそこは良くなかった。
私はここで幸せ。なぜなら、あなたがここにいるから。チャイルド・フレンドリー・スペースがあるから。ただただ、遊びたいの。あなたといると、居心地良くて、幸せで、安心する。
ずっとここで住んで、幸せでいたい。
故郷には戻りたくない。あそこでは、安心できない。
友だちと家族と一緒に暮らして、学校を卒業して、いつか医者になりたい。
ぼくの家は大きくて、大きな庭があった。家から遠くないところに、木がたくさん立っている土地があって、そこで家畜を飼っていたよ。
ぼくたちは、村を追い出された。武装勢力は、ぼくたちの家には直接は来なかったけど、近所の家の人たちを追い出していたから、ぼくたちも出ることにしたんだ。
ぼくは、戦闘機と爆弾と銃弾の音がこわい。
こっちのほうが、はるかにいいよ。
ぼくの願いは、平和。あと、安全と安らぎがあるといいな。