(2019.01.07)
バヤン・ウルギー地域開発のマネージャー、ボラトベック・ダウレットカンからメッセージが届いています。
「この地域を代表し、皆さまの寛大なご支援にお礼申し上げます。
今年の最大の成果は、厳しい環境に暮らす子どもたちの両親や保護者たちが研修に参加し、肯定的なしつけ方、子どもの保護、よりよい家族関係の築き方などについて学ぶ機会を持てたことです。
最大の課題の一つは、失業率の高さです。多くの親たちが子どもの必要を十分に満たせていません。貧しい子どもたちに、食べ物や学用品を支援していく必要があります。
バヤン・ウルギーの子どもたちへの献身的なご支援に感謝申し上げます」
モンゴルはユーラシア大陸に位置する内陸国で、遊牧民族として有名な国です。
首都ウランバートルから1,700キロ西のバヤン・ウルギー地区は、冬は家畜が死んでしまうこともあるほど寒さが厳しいため、牧畜を離れ都市や農村に定住する人々も増えてきています。1990年代前半の市場主義経済への移行に伴って失業者が増え、貧困が深刻です。また、約84%の人々が安全な水を得ることができない環境の中で生活しています。