(2019.09.03)
皆さまのご協力によりエチオピアの支援地域に建設された産科棟の引き渡し式の動画が届きました。
ワールド・ビジョン・ジャパンは、2016年3月から2019年3月までエチオピア連邦民主共和国の中北部のアムハラ州にて、妊産婦・新生児の健康改善事業を実施しました。
この事業は、外務省日本NGO連携無償資金協力と皆さまからの募金で、ゴンダール・ズリア、デラ、チルガ、デンビア、リボケムケムの5郡にて行われました。
アムハラ州のデラとゴンダール・ズリアでは、ワールド・ビジョンがチャイルド・スポンサーシップによる地域開発プログラム(2006年~2023年終了予定)も実施しており、保健・衛生、教育分野などでの支援活動を行っています。
引き渡し式の中で地域の代表の方が地域に起きた変化を語ってくれました。
「子どもたちが教育をうけられるようになり安全な水を使い、保健サービスをうけられるようになりました。
特にデラとゴンダール・ズリア地域において、皆さまのご支援のおかげで子どもたちの生活が大きく改善しています」
産科棟で出産した母親
Yeworkwuhaさん(27歳):
「前の子の出産は伝統的な産婆と自宅で出産しました。出血が止まらず苦しかったです。
ここでの出産は、とても快適です。看護師がよく世話してくれるし、部屋もとてもきれいです。とても穏やかな気持ちで過ごしています。産前のケアも受けることができ、ここで出産できて幸せで、皆さまのご支援に感謝の気持ちでいっぱいです。」
産科棟で出産した母親
Aschaluさん(29歳):
「ご支援でここが建てられる前に、古い保健センターで2番目の子を出産しましたが、小さな部屋でプライバシーもなく嫌な思いをしました。分娩を待つ間は床に寝なくてはいけませんでした。
今回の出産はまったく違いました。きれいなベッドで出産を迎えました。母親にとって、ありがたい心地よい環境です。プライバシーも守られています」
支援地域の母親:
「前と比べて新しい産科棟と機材が入り、質の高いサービスが受けられるようになると思います」
保健センタースタッフ:
「施設がコミュニティから近いので、ゴンダールへ行く必要がなくなりお母さんの死亡率が下げられると思います。ありがとうございます」
温かいご支援で支えてくださった皆さまに感謝します。ありがとうございます。