スワジランド王国(エスワティニ王国)からチャイルド・ストーリーが届きました!

(2019.02.08)

チャイルド・スポンサーシップを通して支援を受けている、子どもたちやその家族の様子をご紹介します。

安全な水がもたらすもの

スワジランド(エスワティニ王国)のシェウラ地域では学校にトイレの建設、手洗い場の設置、井戸が設置されるなど、水衛生環境が改善しています。

子どもたちの学習環境を懸念していたマビラ先生が話してくれました。

「安全な飲み水が無いことで、授業が遅れていました。子どもたちは2キロ離れた川に水を汲みに行くために、大切な授業に出席する時間がなく、登校した時点で子どもたちはすでに疲れた状態でした。その上、その川の水は動物たちも飲むため、安全ではありませんでした」

その後、学校に井戸が設置されたことで、子どもたちの生活は大きく変化しました。
「子どもたちはもう遠くまで水を汲みに行く必要はなく、水に起因する病気の蔓延からも守られています。さらに教室で授業に出席する時間も増えました

マビラ先生とヘルスクラブのメンバー。先生も生徒たちも、教室で過ごす時間が増えたことを嬉しく思っています

多くの子どもたちに変化が起きています

「ぼくは子どもの保護について学ぶワークショップに参加しました。警察官が子どもの権利について教えてくれました。今は虐待を受けたらどこに助けを求めたら良いのか知っています」
シフンザちゃん(13歳、赤いTシャツに青い襟の子)
「貯蓄について学ぶ前は、将来がどうなるかわからず不安でした。研修で貯金箱を受け取り、お金を貯められるようになりました。おかげで、人生に希望が持てるようになりました」
マシムラちゃん(14歳、紫のセーターの子)
「ぼくは学校まで6キロの道のりを裸足で通っていました。でもぼくは貯蓄グループの一員になったので、学校に履いていく靴を買うことができました。大きな達成感を感じます!」
ドラミニくん(12歳、写真左、水色のシャツの子)

皆さまのご支援に感謝しています

シェウラ地域開発プログラム マネージャー、ゾドゥワ・ムシビからメッセージが届いています。

「厳しい環境に暮らす子どもたち、並びにこの地域全体に対するご支援にお礼申し上げます。
今年の最大の成果は、警察と連携して、子どもに関わる仕事をする人々に対して子どもの保護についての研修を行ったことです。その結果、子どもへの虐待件数が減少しています。
最大の課題は水の不足です。多くの子どもたちが動物と同じ水源を使っているため、水を起因とする病気が蔓延する危険にさらされています。
尊いご支援に改めて感謝いたします」


シェウラ地域開発プログラムでは、水・保健衛生の改善のほか、教育貧困食糧不足の解消を目指し、子どもたちが本来持っている可能性を伸ばすため、これからも活動を続けていきます。

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シェウラ地域開発プログラム マネージャー、ゾドゥワ・ムシビと地域の子どもたち

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