ルワンダからファミリー・ストーリーが届きました!

(2018.2.27)

チャイルド・スポンサーシップを通して支援を受けている、子どもたちやその家族の様子をご紹介します。

支援で貯蓄・貸付グループができて、とても助かっています!


ルワンダは、アフリカ大陸の中部に位置する内陸国。1990年からの内戦と1994年のジェノサイド(大量虐殺)から20年以上を経て、国を挙げて平和再構築と国の再建に取り組んでいます。グウィザ地域開発プログラム(ADP)を実施しているカヨンザ郡ルカラ地区は、首都のキガリから北東に約78キロメートルの場所にあり、ジェノサイドで最も深刻な打撃を受けた地域の1つです。

ワールド・ビジョン・ジャパンは住民たちの生計向上のために貯蓄融資組合の普及を行い、2017年には19の貯蓄・貸付グループが設立されました。その結果、子どもたちと家族の基本的な生活必需品を購入できるようになりました。支援地域で4人の子どもを育てるジョセフィンさんは、次のように振り返ります。

銀行からお金を借りるのは、私たちにはとても難しいことでした。それは、私たち家族が発展していくうえで大きな課題となっていました」

村の貯蓄・貸付グループの集会でお金を集めているジョセフィンさん(4人の子どもの母親、左から3人目の青いシャツを着た女性)




ジョセフィンさんは続けます。「でもワールド・ビジョンが村に貯蓄・貸付グループを設立するのを助けてくれ、グループを立ち上げるのに必要な備品も提供してくれました。今では私たちのグループには29人のメンバーがおり、貯蓄と貸付を行うのに必要なものも揃っています。

私はグループから貸付を受けて、雨で壊れた自宅を修繕しました。子どもたちの学費や学用品、家族に必要なものも自分で買えるようになりました


グウィザADPのマネージャー、ヴィクター・ガクウェンジレからは、次のようなメッセージが届いています。

「グウィザ地域の子どもたちをご支援くださり、ありがとうございます。皆さまのご支援により、生計向上も含め、地域にとって長期的に重要な変化がもたらされています。また安全な水の確保は依然として大きな課題であり、今後はグウィザ地域のさらに広い範囲に水を供給するパイプを建設する計画です」

グウィザADPでは、ほかにも果物や野菜の栽培指導、水・衛生環境の整備や教育支援、また子どもの権利についての啓発活動を行っています。地域の状況を少しでも改善して、子どもたちが本来持っている可能性を伸ばすため、これからも活動を続けていきます。


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2017年は67の家庭菜園を開始。様々な果物や野菜を手軽に食べられるようになったことで、子どもたちの栄養状況が改善しました


グウィザADPのマネージャー、ヴィクター・ガクウェンジレと地域の子どもたち

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