Panasonic × WVJ
ケニアでの「無電化地域ソリューションプロジェクト」が始まります!

(2019.1.24)

支援地域の子どもたち

ワールド・ビジョン・ジャパン(以下、WVJ)は、最も弱い立場にある子どもたちを救うために、多くの方々の協力を得て、連携していくことを大切にしています。この度、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)と、アフリカ・ケニアでの「無電化地域ソリューションプロジェクト」の実施にあたって協働します。

本プロジェクトは、「無電化地域で暮らす一人ひとりが自立したサスティナブルな社会づくり」への貢献を目的としてパナソニックが創業100周年を機に推進している活動で、電気の知識などの啓発・教育の実践と商品寄贈を組み合わせたものです。特に無電化人口の多いアジアやアフリカを対象に、世界の無電化地域の社会課題の解決に取り組んでいるNPO/NGOと共同で行うもので、WVJはケニアでの協働パートナーとして実施します。

ケニアの無電化状況

支援地域の風景
ケニアでは近年電化が進んでいますが、人口の約36%しか電気にアクセスできておらず、農村部では12%にとどまっています(世界銀行、2014年)。電力アクセスのない人々は灯油や伝統的バイオマス燃料(薪、木炭、葉など)を室内の明かりや調理に使用し、バイオマス燃料の不完全燃焼による空気汚染によって引き起こされる病気(肺疾患や脳卒中など)が問題となっています。エネルギー貧困は人々の生活や健康を圧迫し、環境負荷や低い経済性などにより社会の発展を阻害する要因ともなっています。

ワールド・ビジョンだからできる支援

支援地域に住むマサイ族の女性と子どもたち
本プロジェクトは、チャイルド・スポンサーシップによる支援活動を実施中のイララマタク地域内にあるエンクトト地区で、2年間(2020年9月末まで)行います。支援地域の人々との信頼関係を築き、長期支援を行っているワールド・ビジョンだからこそできる支援です。


マサイ族が暮らす無電化地域
本プロジェクトを実施するエンクトト地区は、住民の大半がマサイ族で主に牧畜と農業で生計を立てていますが、ほとんどの家庭が貧困ライン以下の生活を送っています。一部の公共施設はソーラーパネルにより必要最低限の電気を使用していますが、住民の暮らす村には電気が通っていません。

電気を活用し、コミュニティの自立に貢献
エンクトト地区の学校、診療所、各家庭にパナソニックの太陽光発電・蓄電システム商材を提供し、住民を対象にそれらを活用した収入創出活動、女性や子どもたちを対象にした夜間識字教育などを実施することで、人々の生活改善・コミュニティの自立に貢献します。

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