12月14日WVカフェ・スペシャル in 東京 開催報告

2013.12.20

12月14日(土)、東京都新宿区にある淀橋教会にて、「WVカフェ クリスマス・スペシャル」を開催しました。親善大使の酒井美紀さんと通訳のラッセル・グドールさんが進行を務め、非常に寒い天候でしたが、280人以上の方々がご参加くださいました。

スペシャルゲストとして、1993年から約10年間、チャイルド・スポンサーシップによる支援を受けた、ローレンス・ヴィラセランさんをお迎えしました。ローレンスさんの詳しい紹介や、来日してすぐに当時のチャイルド・スポンサーの中澤紳行さんを訪問した様子は、12月12日WVカフェ・スペシャル in 大阪 開催報告 をご覧ください。

チャイルド・スポンサーはチャイルドにとって、『ヒーロー』です

「いつか、会えるといいね」というお互いの夢がついに叶ったローレンスさんと中澤さん
「いつか、会えるといいね」というお互いの夢がついに叶ったローレンスさんと中澤さん

フィリピンの公立高校の教師として活躍するローレンスさんは、スポンサーの存在がどれほどチャイルドたちにとって大切で、心の支えとなるかを、さまざまなエピソードを取り上げながら、心をこめて語ってくれました。

「退職した後も、チャイルド・スポンサーを続けるから安心してください」と書かれた元チャイルド・スポンサーの中澤さんのお手紙に大きく励まされて、くじけそうなときにも頑張ってくることができたという思い出を特に熱く話してくれました。

中澤さんがローレンスさんに宛てた最後のお手紙に、「いつか会って、握手できる日がくるといいね」と書かれていました。「その時の夢が実現しました! 会うことができてうれしいです。チャイルド・スポンサーはチャイルドにとって、『ヒーロー』です」とローレンスさんは語りました。

ローレンスさんが8年ぶりに中澤さんへ宛てたお手紙

親善大使の酒井美紀さんとローレンスさん
親善大使の酒井美紀さんとローレンスさん

中澤さんとの念願の対面を果たしたローレンスさんが、8年ぶりに中澤さんへの思いを綴り、その手紙が酒井美紀さんによって朗読されました。

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親愛なるお父さん、中澤様

最後にお手紙を書いてから、8年という年月が経ちました。僕が大学を卒業した時以来ですね。あれから、中澤さんとお手紙の交流があった時代を思い出し、切なくなることもありました。でも、ずっとあなたのことを忘れたことはありませんでした。

ローレンスさんは、来日してすぐに中澤さんを訪問しました。二人の初対面を収めた映像に会場は感動に包み込まれました。

あなたが絶え間なく注いでくれた愛情と支えに、いつの日か、直接「ありがとう」と伝えることができる日を夢見てきました。困難な状況に押しつぶされそうになりながらも、学ぶこと、進学することを諦めなかったのは、あなたの影響があったからです。

手紙や、カードを通してしかお互いを知らないにもかかわらず、本当の息子のように思ってくださって、ありがとうございました。
手紙に書かれた言葉を通して、僕の夢に惜しみない支えと、励ましをくださいました。

「退職後も、大学の卒業まで支援を続けるよ」そんなあなたの言葉に支えられて、勉強をがんばることができました。そして、自分自身も子どもたちの将来を導くことができる「学校の先生」という職業を選ぶ決心をしました。

人生の旅路において学ぶべきことを、あなたとの交流を通して学ぶことができたことに、心から感謝しています。あなたの存在があったからこそ、今の僕がいます。

ローレンスさん紹介映像

12月10日にお会いできたのは、僕の人生で最高の時となりました。
「いつか、会えるといいね」というお互いの夢がついに叶い、本当に幸せでした。

中澤さんの奥様と、お子さまたちの深いご理解にも心から感謝しています。
温かく迎えてくださったこと、本当に感激でした。

私には2人のお父さん--天国から見守ってくれている実のお父さんと、私のヒーローである日本のお父さん、中澤紳行さん--が与えられている事を、心から感謝しています。

紳行お父さん、私はあなたを生涯誇りとし、最高の宝物として大切にします。

これが最初で最後の出会いとなってしまうかもしれません。
でも、距離は離れていても心でつながっていたいと思います。

ローレンスさんが宝物にしていた手紙の実物を見て驚く酒井美紀さんと、通訳ラッセル・グドールさん
ローレンスさんが宝物にしていた手紙の実物を見て驚く酒井美紀さんと、通訳ラッセル・グドールさん

あなたの家族一人一人に沢山の祝福が注がれますように。

フィリピンの息子より、愛を込めて
LORENCE G. VILLACERAN
ローレンス G. ヴィラセラン
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子どもたちの澄んだ元気な歌声が会場を包みました

エバ―グリーンクワイアが元気に歌っているようす
エバ―グリーンクワイアが元気に歌っているようす

日本では珍しいオリジナルゴスペルを歌うエバーグリーンクワイアが登場。
子どもたちの澄んだ元気な歌声が会場を包みました。
途上国に生きる同じ世代のお友だちのことを想って、おなじみのクリスマス・ソングを含め6曲を披露しました。

歌ってくれたオリジナルソング
・スマイル
・マイベストフレンド
・ユー・アー・スペシャル
・GIFT

参加者の声

会場入り口のようす
会場入り口のようす

「立派に成長したローレンスさんと中澤さんの手紙の交流を通して、継続することの大切さを実感しました。ひとつのことをし続けることで大きな実りがあることを学びました」

「ローレンスさんとスポンサーだった中澤さんの強いキズナを感じました」

「ローレンスさんを通じて寄付が具体的(精神的にも)に役立っていることを知ることができました」

「クリスマスを前に、エバーグリーンクワイアの歌を聴けてよかったです」

当日のカフェの動画はこちら

※映像が荒く、一部音声が聞き取りづらい箇所がありますが、あらかじめご了承ください。


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クリスマスまでに、あと約1300人の子どもたちのチャイルド・スポンサーを募集しています!
どうぞ力を貸してください。
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