WVカフェwith夏木マリさん開催報告

2009.12.10

生き生きと語る夏木マリさん
生き生きと語る夏木マリさん

12月7日(月)、特別ゲストに夏木マリさんをお迎えしてワールド・ビジョン・カフェ・スペシャルを開催しました。参加してくださった317名の方々が耳を傾けた夏木さんの親しみやすく、温かい心があふれるトークの内容について報告します。

夏木マリさんは2007年からチャイルド・スポンサーとしてご支援を続けてくださっています。支援を始めたきっかけは、たまたま、"そんなことをやっているようには見えない!!"友人がチャイルド・スポンサーになっていることを知ったこと。せっかく支援するならまだ行ったことがない国と縁を築こうと、エルサルバドル、エチオピア、バングラデシュの3カ国のチャイルドを選びました。

チャイルド・スポンサーとしての支援を始めてしばらくしてから、パーカッショニストの斎藤ノブ氏と出会い、ともにパートナーとして歩み始めた夏木さん。斎藤氏の楽器と夏木さんの声を持ってチャイルドに会いに行こう!と、昨年から今年にかけてバングラデシュとエチオピアを訪問しました。

チャイルド・スポンサーになって約3年。実際に現場を訪れてチャイルドにも会った夏木さんは、支援を始めてから「自分のことで精一杯だった私が人のことを考えられるようになり、優しく、また強くなったと思います」と振り返ります。

会場のようす
会場のようす

「現地で子どもたちの笑顔に出会ってすごく幸せになりました。実際に会う前は、"支援をしている"ということで少し上から目線の部分もあったかもしれませんが、現地に行ったら、こちらがいろいろいただき、宿題をもらって帰ってきました。(支援を受ける子どもたちとは)五分五分の関係がいいな、と思うようになりました」

「自分で動き、行動を起こすことで自分が幸せになり、そのことが子どもたちの幸せにもつながればこんなに素敵なことはないですよね。
小さなことからでもいいので、心と心をつなぐ活動をしたいと思っています」と語る夏木さんは、今年の6月、バラの売上げの15%が寄付につながる「One of Love」プロジェクトという独自のプロジェクトも立ち上げました。「ゆくゆくはエチオピアのバラ園を買って現地に雇用を生み出し、そのバラが日本にも輸出される。おばあさんになった時に実現していたらいいな、というような大きな夢を持つようになりました。支援に参加することがきっかけでプロジェクトを始めることができました。"One of Love"という言葉には、一つの愛が集まると何かが変わっていくというメッセージをこめています」と、輝く目で語ってくださいました。

Q&Aタイムには、夏木さんがチャイルドと手紙と交流する時にはどんなことを書いているかや、現地の子どもたちとコミュニケーションする時に大切なことは何だったか、など、幅広い内容の質問が寄せられました。コミュニケーションについて夏木さんは「音楽の力を借りるとすぐに共有できるものがあり、短時間で子どもたちと友だちになることができました。音楽をやっててよかったな、と思いました」と語りました。

アンケートに寄せられた感想の一部をご紹介します。

・ 実際に現地に行った映像とともに夏木マリさんのお話を聞くことができて「スポンサー」というものが身近に感じました。
・ チャイルド・スポンサーになることで、自分が幸せになるという、夏木マリさんの感想が印象的でした。
・ 「続けることが大切」という言葉、当たり前のことだけどとても難しいと思います。チャイルド・スポンサーも続けることが大切だと思いました。
・ 夏木さんが1人の人間としてこの活動を通してたくさんの物を得ていること、熱意や気持ちが伝わってきて、すばらしいと思いました。

参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

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"何もかも"はできなくとも、"何か"はきっとできる
クリスマスまでに6500人の子どもたちにチャイルド・スポンサーを募集しています