(2021.10.08)
グランプリに選ばれたアイデアが実際に難民の子どもたちに届くアイデア・コンペティション「未来ドラフト2021」。2021年6月20日の世界難民の日に応募受付を開始し、8月15日の締め切りまでに100件のアイデアが集まりました。9月26日(日)に開催したオンライン決勝大会では、事前審査を通過した9チームが渾身のプレゼンテーションを披露し、審査員が選ぶグランプリ「donedone賞」、準グランプリ「BIGLOBE賞」、オーディエンスが選ぶ「オーディエンス賞」が決定しました。
決勝大会に進出した9チームの発表はいずれもとても熱のこもったもので、審査員の方々からは、発表が終わるごとにあたたかいコメントやアイデアを深堀りする質問をいただきました。審査員長の福島治先生からは、「社会問題を自分事としてとらえ、どのようにすれば解決できるか一生懸命考えることが大事です。日本人は具体的なアクションをとることが苦手な傾向にありますが、未来を築く子どもたちが世界全体で課題に取り組むことがとても重要になります。次世代を担う若者が子どもたちに向けて何ができるかを考えることに価値があります。これからも応援していきたいと思っています」との総評をいただきました。
世界中からアイデアを寄せてくださった100人の皆さま、決勝大会を視聴くださった116人の皆さま、誠にありがとうございました!
また、「未来ドラフト2021」は、ビッグローブ株式会社様にご協賛いただき開催することができました。ご協賛いただき誠にありがとうございました。
●アイデアの概要
ヨルダン人の子どもたちとシリア人の子どもたち混合のチームを作り、両国に関するクイズと学校に関するクイズを解きながら、チームで協力してゴールを目指す。
●受賞者コメント
「痛いことや辛いことに触れると考えこんでしまうタイプなので難民問題について今まで考える機会があまりありませんでしたが、未来ドラフトをきっかけに考えることができるようになりました。このアイデアで子どもたちを笑顔にしたいです!」
●審査員長 福島治先生からのコメント
「楽しい、と感じることがとても大事。様々な困難を背負った方たちが楽しいと感じること、笑顔になれること、一緒に何かを成し遂げる喜びをシェアできることに意義があります。ぜひ、ヨルダンとシリアの子どもたちがお互いを知り合い、分断などの課題が溶けてゆくことを期待しています」
グランプリを受賞した本アイデアは、来年初頭にシリア難民の子どもたちと受入国ヨルダンの子どもたちに届けられます。その様子はワールド・ビジョン・ジャパン公式HPやSNSにてご案内いたしますので、ぜひご覧ください!
もえさんの発表はこちら
普段、国内でボランティア活動を行っている東工大VG。
東日本大震災に対するボランティア活動などで培った知見を活かして、交換ノートを通じてお互いを知り合うアイデアを発表いただきました。
東工大VGの発表はこちら
愛媛県立松山東高等学校の「グローカル」という、日本の文化を重んじつつ、海外に視野を広げる授業を通じて「未来ドラフト2021」に取り組んだglobal east。
運動会をテーマに、アイデアを自分たちで実演した映像を用いて発表しました。
global eastの発表はこちら
審査員
実際にアイデアが届くヨルダンから、
中継でお祝いのメッセージが届きました
右側より、司会の塩田さん、
審査員の酒井美紀さん、
ワールド・ビジョン・ジャパン事務局長の木内