【人道危機ミャンマー】治安悪化と新型コロナウイルスの二重の危機に対応、皆さまからの募金を受け付けています

(2021.09.01)


今年2月に起きた軍事行動から6カ月が経過した今、ミャンマーの子どもたちやコミュニティが直面する人道上の危機は、急速に悪化しています。政情不安と新型コロナウイルス感染症の第三波による混乱という二重の危機が、最も弱い立場にある子どもたちやその家族の状況を悪化させています。

「この5月以降は特に、ミャンマーの子どもたちの生活はますます厳しくなっています」と、ワールド・ビジョン・ミャンマーの事務局長、グレンヴィル・ホプキンソンは語ります。2021年2~8月にかけて、武力衝突や治安悪化のため、21万人以上が国内避難民となり、ミャンマー全土で300万人もの人々が緊急人道支援や保護を必要としています。

また、新型コロナウイルスはデルタ株を中心にミャンマーでも猛威をふるっており、ミャンマーの保健省は8月1日時点の数字として、陽性者302,665人、9,731人の死者、3,480人の新規感染者を報告しています。ぜい弱な医療体制や医薬品価格の高騰、医薬品やその他の必需品の不足は、ミャンマーの人々、特にこれまで必死に生き延びようとしてきた最も弱い立場の人々に過大な負担をかけています。

ぜい弱な環境にある子どもたちとその家族に食糧を届けました
コロナ禍の影響を受ける子どもたちやその家族への食糧支援の様子
世界銀行が発表した報告書は、2月から続く政情不安と新型コロナウイルス感染症の第三波の二重の危機により、ミャンマーの経済は今年18%縮小し、人々の生活や将来に悪影響をおよぼすと警告しています。報告書はまた、今年100万人の雇用が失われる可能性があり、貧困の中で暮らす人々が2022年初頭までに2019年の倍以上になるとも予測しており、状況の悪化を食い止めるためには国際社会からの迅速な支援が必要です。


ワールド・ビジョンの対応

これらの状況を受けてワールド・ビジョンは、これまで行ってきた、ミャンマーの最も弱い立場にある子どもたちと人々のための活動に、改めて注力しています。

ホプキンソンはこう述べます。「私たちは、過去数カ月にわたって進めてきた活動から学んだことを活かして、今後の支援を拡大していきます。すでにあるチャイルド・スポンサーシップによる支援の枠組み等を通じて、特に、食糧配布や現金給付、母子保健と栄養、子どもの保護と心理社会的支援、生計の回復等に焦点を当てた活動を進めたいと考えています。緊急事態が長期化していることに鑑み、私たちはすべての支援プログラムを再設計し、平和構築アプローチや対応計画を強化し、不安定で複雑な状況に対応するための機動力を高めています

ワールド・ビジョンは、40のタウンシップ(郡・区)の人道危機に対応し、262,000人の子どもと162,500人の国内避難民を含む1,115,000人に支援を届けることを目指して、現地で活動を続けます。

現金給付も行います
現金給付は、支援を受ける方々の自由度を高められるため尊厳が保たれ、地域経済の活性化にも寄与します

災害や紛争等の緊急時に最も影響を受ける子どもたちや人々に支援を届けるため、緊急援助募金にご協力ください。なお、現在、払込用紙のお届けにお時間をいただいておりますため、クレジットカードでのご送金をお願いいたします。

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衛生キットを配布する様子
子どもたちに衛生キットを配布する様子

ミャンマーのチャイルド・スポンサーの皆さまへ

日頃よりチャイルド・スポンサーシップを通してミャンマーの子どもたちへの温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。

現在のところ、チャイルドや家族への直接的な影響は報告されておりません。今後チャイルドに関する情報が入った場合には、個別にご連絡させていただきます。

なお、現地の状況を考慮し、手紙による交流は引き続きお控えいただいております。皆さまのご理解とご協力に心から感謝申し上げます。

ミャンマーの支援地域の子どもたち

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