(2024.02.19)
世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(事務局:東京都中野区、事務局長:木内真理子/WVJ)は、三菱自動車工業株式会社(以下三菱自動車)からの寄付金と三菱自動車社員有志の募金により、フィリピンのサマール州サンタリタ市にて中等学校校舎建設支援事業を実施、完了しました。2月16日、完成した校舎の開校式を行いました。
今回の校舎建設支援事業は、子どもの学習環境の改善を目指し、三菱自動車とWVJが連携して実施したものです。支援対象の中学校では教室が不足していたことから、中等学校校舎1校舎1棟を建設し、テーブル付き椅子、プロジェクター、扇風機などの備品・設備を設置しました。同校は、600名を超える生徒が通う地域にとって重要な学びの場となっており、将来的には高等部を併設することを目指しています。今後は、学校とPTAが協力して校舎を維持管理し、生徒、教師たちが大切に使い続けます。
2月16日(金)に開催された式典には、生徒や教師、保護者、コミュニティ関係者のほか、WVJとWVのフィリピン事務所であるワールド・ビジョン・ディベロップメント・ファンデーションからスタッフが出席しました。来賓として、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下MMPC)副社長の宇佐美 雄久様、サンタリタ市教育委員会や政府教育省サマール管轄学校部門担当者をお迎えし、新しい校舎の完成をお祝いするとともに、子どもたちの学習環境の改善につながる支援を喜びました。
中等学校のビオレッタ校長は「校舎建設の支援は、学習環境の整備になるだけでなく、子どもたちにとって大きな自信と励みになります。教育は力であり、夢に近づく原動力になります」と述べました。
MMPC副社長の宇佐美様は「三菱自動車は1963年にフィリピンで事業を開始し、以来61年にわたり、フィリピンの皆さまに支えられてきました。私たちの支援が、校舎建設の一助となったことはこの上ない喜びであり、誇りでもあります。子どもたちがこの校舎でたくさんのことを経験し、将来フィリピンの発展を担って行くことを願っております」と述べました。
WVJは、企業の皆さまと連携し、途上国の子どもたちへ支援を届けています。支援地を視察し、支援の成果を実感いただける機会も提供しています。
三菱自動車工業株式会社様と三菱自動車社員有志の募金(三菱自動車STEP募金)様には、チャイルド・スポンサーシップと特別プロジェクトを通して子どもたちの健やかな成長のためにご支援いただいています。
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。
詳細はこちら: https://www.worldvision.jp/
途上国の子どもたちが健やかに成長できる環境づくりを目指し、水衛生、保健・栄養、教育等の地域の課題に取り組む支援プログラム。チャイルド・スポンサーになると、支援地域に住む子ども「チャイルド」をご紹介。手紙や現地訪問等を通じて、チャイルドとのつながりを持ちながら支援の成果を実感していただけます。なお、WVJは認定NPO法人として認定されており、皆さまからのご支援金は寄付金控除の対象となります。
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特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
広報担当:徳永 美能里
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