(2021.11.09)
報告書の中でワールド・ビジョンは、気候変動と飢餓のリスクとの関連を調査し、栄養不良が子どもたちや地域社会におよぼす長期的な影響を示しています。また、すでに犠牲となっている子どもたちが世界の指導者に何を求めているのかを報告しています。
ワールド・ビジョン総裁/最高責任者のアンドリュー・モーリーは、次のように述べます。「世界中の子どもたちが、気候変動の壊滅的な影響を日々経験していると訴えています。COP26に参加する世界のリーダーたちは、子どもたちの警告をはっきりと耳にしなければなりません」
モーリーは続けます。「私たちは、水不足や繰り返し発生する嵐、洪水、干ばつによって人々の暮らしが破壊されたという悲痛な話を耳にします。こうした事態は、命を脅かす飢餓や栄養不良につながる可能性があります。子どもたちは学校を中退せざるを得ないことがしばしばあり、厳しい現状にあえぐ両親から労働や結婚を強いられたりしています」
「現在、43カ国で4,100万人が飢きんに瀕しており、数百万人の子どもたちが極度の飢餓のリスクにさらされています。私たちは、神様から与えられた地球の資源を守るために協力していく中で、気候変動の影響を受けた子どもたちの声に耳を傾け、彼らを解決策の中心的な部分に関与させることを、世界のリーダーたちに強く求めます」
キリスト教精神に基づき、貧困、紛争、災害等により困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録され、約100カ国で活動しています。詳細はこちら
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン
広報担当:市山志保 【電話】03-5334-5356 【Email】shiho_ichiyama@worldvision.or.jp