(2020.12.16)
*10カ国:アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、インド、イギリス、ドイツ、フランス、レバノン、南アフリカ(順不同)
COVID-19の経済的影響にもかかわらず、回答者の63%が、今年のクリスマスは洋服や電子機器等といった従来のプレゼントよりも、他者を助けることにつながる意義のあるプレゼントを受け取りたいと回答しました。また、多くの人が寄付を維持または増加させていることも明らかになりました。
一方、インド、レバノン、南アフリカでは、チャリティ団体に寄付する人が減少したものの、10人に3人が寄付の代わりに地域でのボランティア活動を始めたと答えています。
ワールド・ビジョン総裁/最高責任者、アンドリュー・モーリーは次のように語ります。
「今年は世界中が困難に見舞われましたが、ぜい弱な立場にある子どもたちは特に大きな影響を受けています。そのような中、多くの人の心に支えあいの精神が生きていることが分かり、私も心が温まり、励まされました。また、COVID-19のパンデミックやその他の大災害の影響を最も受けた南アフリカ、インド、レバノンで、人々が他者を助けたいと考えていることを聞き感動しました。
今回の調査では、困難に直面した今年、自らの生活が厳しい状況にあっても、他者への関心や思いやりを忘れていないことが明らかになっています」
ホリデーシーズンが近づき、新型コロナウイルスのワクチン開発が進んでいることも相まって、多くの人が2021年は2020年よりもよくなる(67%)、パンデミックの最悪の事態から決別できる(69%)等、新しい年に期待を寄せています。南アフリカの人々は特に前向きで、実に80%の人が来年は良くなると回答しました。「パンデミックの最悪の事態を乗り越えたか?」という問いに対して懐疑的なイギリスでも、半数以上(52%)が来年は良くなると回答してます。
また調査では、人とのつながりが重要視されていることも判明。特に、クリスマス時期に家族や友人と過ごすことが希望や喜びにつながることが明らかになりました。また、日本でもお歳暮の風習があるようにこの時期は人々が周囲への「お返し」に目を向ける時でもあります。調査では、76%が「助けを必要としている人々に関心を向けることが重要」と回答しています。
モーリーは続けます。
「ワールド・ビジョンは、ぜい弱な立場に置かれた子どもたちの生活に変革をもたらし、一人ひとりが神様から与えられた可能性を開花させ、豊かないのちを生きることを目指して活動しています。この活動は、世界中の何百万人ものチャイルド・スポンサーや支援者とともに進めており、それなくしては子どもたちに支援を届けることはできません。
私たちはみな、厳しい一年を耐え忍んできました。それでもなお、善意と他者への思いやりが人々の中で生き続けていることに励まされました。年末を迎えるにあたり、人を助けることこそが、希望と喜びをもたらす最善の方法であると確信しています」
ワールド・ビジョン・ジャパンは、11月1日(日)から12月28日(月)まで「新しい自分、ここから。」キャンペーンを実施しています。期間中、3000人のチャイルド・スポンサーを大募集します。一人でも多くの子どもたちが厳しい環境から抜け出し「新しい自分」を生きて欲しい、また支援することを通じて日本の皆さまにも「新しい自分」を見つけていただきたいと願っています。詳しくはこちら
特本調査は、ワールド・ビジョン・インターナショナルがリサーチ会社YouGovPLCとIpsosに委託して10カ国で実施したもの。オンラインで実施され、サンプルは各国の18歳以上の成人を代表するように調整されています。
サンプル数 |
調査期間 | |
オーストラリア |
1,001人 |
2020年11月26日~11月30日 |
フランス |
1015人 |
2020年11月24日~11月26日 |
ドイツ |
2169人 |
2020年11月24日~11月26日 |
インド |
1,001人 |
2020年11月24日~11月29日 |
レバノン |
263人 |
2020年11月25日~12月2日 |
メキシコ |
1,013人 |
2020年11月23日~11月27日 |
南アフリカ |
1,013人 |
2020年11月23日~11月27日 |
イギリス |
2,114人 |
2020年11月19日~11月20日 |
アメリカ |
1,186人 |
2020年11月20日~11月23日 |
カナダ |
1,003人 |
2020年10月30日~11月2日 |
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。詳しくはこちら
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン 広報担当:市山志保
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