クリスマス寄付意識調査:76%が「助けを必要とする人々に関心を向けたい」と回答。新型コロナ後も、思いやりの心が生きていることが浮き彫りに

(2020.12.16)

世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョンが実施した寄付意識調査によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の渦中にあっても、多くの人が、助けを必要とする人々への支援を模索していることが分かりました。

調査結果の概要

  • 世界10カ国*で実施した調査で、76%が今年のクリスマスには助けを必要とする人々に関心を向けることが重要と回答
  • うち6カ国では、COVID-19による経済状況の悪化にもかかわらず、多くの人が寄付を維持または増加させている
  • 全体の63%は今年のクリスマスに、洋服や電子機器等よりも、他者を助けることにつながる意義のあるプレゼントを受け取りたいと回答

*10カ国:アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、インド、イギリス、ドイツ、フランス、レバノン、南アフリカ(順不同)


COVID-19の経済的影響にもかかわらず、回答者の63%が、今年のクリスマスは洋服や電子機器等といった従来のプレゼントよりも、他者を助けることにつながる意義のあるプレゼントを受け取りたいと回答しました。また、多くの人が寄付を維持または増加させていることも明らかになりました。

一方、インド、レバノン、南アフリカでは、チャリティ団体に寄付する人が減少したものの、10人に3人が寄付の代わりに地域でのボランティア活動を始めたと答えています。

自らの生活が厳しい状況にあっても、他者への関心や思いやりを忘れていない

ワールド・ビジョン総裁/最高責任者、アンドリュー・モーリーは次のように語ります。
「今年は世界中が困難に見舞われましたが、ぜい弱な立場にある子どもたちは特に大きな影響を受けています。そのような中、多くの人の心に支えあいの精神が生きていることが分かり、私も心が温まり、励まされました。また、COVID-19のパンデミックやその他の大災害の影響を最も受けた南アフリカ、インド、レバノンで、人々が他者を助けたいと考えていることを聞き感動しました。

今回の調査では、困難に直面した今年、自らの生活が厳しい状況にあっても、他者への関心や思いやりを忘れていないことが明らかになっています」

ワールド・ビジョン総裁/最高責任者、アンドリュー・モーリー
ワールド・ビジョン総裁/最高責任者、アンドリュー・モーリー

76%が「助けを必要としている人々に関心を向けることが重要」と回答

ホリデーシーズンが近づき、新型コロナウイルスのワクチン開発が進んでいることも相まって、多くの人が2021年は2020年よりもよくなる(67%)パンデミックの最悪の事態から決別できる(69%)等、新しい年に期待を寄せています。南アフリカの人々は特に前向きで、実に80%の人が来年は良くなると回答しました。「パンデミックの最悪の事態を乗り越えたか?」という問いに対して懐疑的なイギリスでも、半数以上(52%)が来年は良くなると回答してます。

また調査では、人とのつながりが重要視されていることも判明。特に、クリスマス時期に家族や友人と過ごすことが希望や喜びにつながることが明らかになりました。また、日本でもお歳暮の風習があるようにこの時期は人々が周囲への「お返し」に目を向ける時でもあります。調査では、76%が「助けを必要としている人々に関心を向けることが重要」と回答しています。

人を助けることこそが、希望と喜びをもたらす最善の方法

モーリーは続けます。
「ワールド・ビジョンは、ぜい弱な立場に置かれた子どもたちの生活に変革をもたらし、一人ひとりが神様から与えられた可能性を開花させ、豊かないのちを生きることを目指して活動しています。この活動は、世界中の何百万人ものチャイルド・スポンサーや支援者とともに進めており、それなくしては子どもたちに支援を届けることはできません。

私たちはみな、厳しい一年を耐え忍んできました。それでもなお、善意と他者への思いやりが人々の中で生き続けていることに励まされました。年末を迎えるにあたり、人を助けることこそが、希望と喜びをもたらす最善の方法であると確信しています」

「新しい自分、ここから。」クリスマスキャンペーン

ワールド・ビジョン・ジャパンは、11月1日(日)から12月28日(月)まで「新しい自分、ここから。」キャンペーンを実施しています。期間中、3000人のチャイルド・スポンサーを大募集します。一人でも多くの子どもたちが厳しい環境から抜け出し「新しい自分」を生きて欲しい、また支援することを通じて日本の皆さまにも「新しい自分」を見つけていただきたいと願っています。詳しくはこちら



調査概要

特本調査は、ワールド・ビジョン・インターナショナルがリサーチ会社YouGovPLCとIpsosに委託して10カ国で実施したもの。オンラインで実施され、サンプルは各国の18歳以上の成人を代表するように調整されています。

サンプル数

調査期間

オーストラリア  

1,001人 

2020年11月26日~11月30日

フランス

1015人

2020年11月24日~11月26日

ドイツ

2169人

2020年11月24日~11月26日

インド

1,001人

2020年11月24日~11月29日

レバノン

263人

2020年11月25日~12月2日

メキシコ

1,013人

2020年11月23日~11月27日

南アフリカ

1,013人

2020年11月23日~11月27日

イギリス

2,114人

2020年11月19日~11月20日

アメリカ

1,186人

2020年11月20日~11月23日

カナダ

1,003人

2020年10月30日~11月2日

ワールド・ビジョン・ジャパンとは

キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。詳しくはこちら

本件に関する報道関係者からのお問合せ先

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン 広報担当:市山志保 
【電話】03-5334-5356 【Email】shiho_ichiyama@worldvision.or.jp



ページトップアイコンクリスマス寄付意識調査:76%が「助けを必要とする人々に関心を向けたい」と回答 トップへ戻る