(2020.04.08)
※緊急報告書『Aftershocks』全文はこちら(英語)
I. COVID-19感染拡大が進むことにより保健医療システムが崩壊し、以下の悪影響が想定される
食料不足によって栄養不良が増加する
II.上記が発生した場合に影響を受けると推測される子どもたちの数は、約3,000万人にのぼる。具体的には、
上記に加えて、子どもたちを含む人口の多くが極度の貧困と生命を失う危険にさらされるとも警告しています。
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本報告の発表にあたり、ワールド・ビジョン総裁のアンドリュー・モーリーは、国際社会に対して次のように訴えます。
「子どもたちはCOVID-19とはあまり関係ない、という考えは大きな誤解です。感染が拡大して保健医療システムが崩壊すると、子どもたちは命に関わる他の疾病や重度の栄養不良になっても、治療を受けられなくなるのです。COVDI-19は全世界に大きな影響を及ぼしていますが、ぜい弱な環境にある国・地域においては、こうした副次的な事由が子どもたちの命を危険にさらすことが危惧されます。我々はまさに今、行動することが求められています」
ワールド・ビジョンの人道支援グローバル・ディレクター、イザベル・ゴメスは続けます。
「COVID-19の感染拡大によって世界中の人々が大打撃を受けています。紛争や貧困によってすでに疲弊している国・地域に住む人々にとっては、壊滅的な影響を及ぼすものです。こうした場所で生きる子どもたちが、最も大きな代償を払うことになってしまいます」
ワールド・ビジョンはCOVID-19への緊急対応として、2020年1月にアジア地域での緊急支援活動を開始。COVID-19の世界的な感染拡大をうけ、3月には活動国を最もぜい弱な17カ国に広げています。これら17の優先支援国に住む2,250万人のうち、半数は子どもたちです。この緊急支援活動のために、最低8,000万米ドル(約86億円)の資金を必要としています。
ワールド・ビジョンは、一人でも多くの最も弱い立場にある子どもたちが国際社会の支援を受けられるよう、国連のCOVID-19人道支援計画の呼びかけに賛同し、国連や他の人道支援団体と協調しています。
ワールド・ビジョンは、キリスト教精神に基づいて、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録されています。詳しくは www.worldvision.jp へ。
特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン 広報担当:市山志保
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