(2018.10.15)
世界には6,500万人の難民・避難民がおり、その数は第二次世界大戦以降で最多を記録しています。難民問題への関心が低いと言われる日本の若者にとって、その問題はあまりにも大きく複雑なものに映るかもしれません。しかしWVJは、「"何もかも"はできなくとも、"何か"はきっとできる」という設立当時から掲げる理念をもとに、このコンペを企画しました。
アイデアを募集した1カ月半で、30都道府県の29歳以下の若者から210件の応募がありました。
210件の中からグランプリを受賞したのは、「難民居住地で暮らす子どもたちが、民族や国籍などによる違いを乗り越えて仲良くなり、より平和な日々を送ってほしい!」という願いをキャラバン(トラック)に乗せて難民居住地内を走るというアイデア。
グランプリ受賞チームは、アフリカにおける「国連ユースボランティア」や難民支援NGO立ち上げ経験を持つ、国際教養大学4年生、サセックス大学の院生、社会人の4名。アフリカでの活動経験、日々の勉学、関心がアイデアの高い完成度に寄与し、審査員の満場一致によりグランプリ受賞が決定しました。
グランプリ受賞チームとともにアイデア実現に挑んでいるのは、国際基督教大学や東京大学大学院の学生6名。計10名が、「アイデア実現部隊」として、経験、専門スキル、知識や知恵を持ち寄って日本初のアイデア実現型難民支援に挑んでいます。
アイデア実現のためのクラウドファンディング開始しました!!
応援よろしくお願いします!(期間:2018年10月15日~12月20日)
「日本人が難民居住地の子どもたちと遊んできました」という意味のないプロジェクトにはしたくありません。
"楽しい" 先に "平和" を意識するキッカケになりたい。
この「遊び」を通したプロジェクトが、ビディビディで平和を願って活動している【PEACEクラブ】と他の子どもたちをつなげ、1人でも多くの子どもが平和について考え、私たちが去ったあとも、より多くの子どもたちが主体的に平和をつくる活動に参加するきっかけになると信じています。
「わたし」と「難民」は同じ人間であることを意識すれば、物理的距離や心理的距離は縮まり、
彼らとともに「平和な世界を実現していきたい」と、思えるようになるはずです。
そしてその思いや願いを行動に移した時に、「わたし」と「難民」がひとつになる、のではないでしょうか。
私たちの志と一緒にみなさまの気持ちをキャラバンに乗せて、子どもたちのもとへ届けたいと思っています。