福島県の子どもたちの『今』に寄り添う 「福島子ども支援事業」をスタートします!

(2016.03.07)

世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(東京都中野区、常務理事・事務局長:片山信彦、以下WVJ)は、東日本大震災から丸5年を迎える今年4月、いまだ東日本大震災の影響を受ける福島県の子どもたちを対象として、「福島子ども支援事業」を開始します。福島県で1999年から子ども・若者支援を行っているNPO法人ビーンズふくしまと協働し、子どもが本来持っている力を育み、豊かな人生を送ることができる環境づくりを目指します。

福島県では、原発事故による長引く避難生活等、震災の直接的・間接的な影響により、家庭の生活基盤が変化し、生活上の様々なリスクが顕在化しつつあります。このような課題の中、子どもたちは、暮らしや学びの環境の変化、生活の不安定化、心身へのストレスなど、日常的に様々な困難や制約に直面しています。これらの問題を軽減するため、子どもたちに寄り添い支える支援が、今、求められています。

本事業を担当する高橋布美子スタッフは、
「子どもや家庭にとって、住む場所、学ぶ場所、遊ぶ場所などの生活上の選択肢が限られることは、非常に苦しいことです。家庭や学校、地域と連携しながら、子どもに寄り添い、一人一人が本来持っている素晴らしい力を湧き出させる後押しができればと願っています」と語ります。

仮設住宅での学習支援の様子 (写真提供:ビーンズふくしま)
仮設住宅での学習支援の様子 (写真提供:ビーンズふくしま)
WVJは、ビーンズふくしまと協働で、家庭訪問による生活困窮家庭への相談支援や地域の支援体制作り、そして、仮設住宅等で暮らす子どもに対する学びや遊びの支援と、地域の中での居場所作り等を実施します。東日本大震災後、被災した子どもたちやコミュニティを支援してきた経験を活かし、福島県の子どもに今必要な支援を届けます。
【WVJの東日本大震災緊急復興支援】
震災発生2日後に被災地へスタッフを派遣して以来、子どもたちが健やかに育つ地域力の再生を目指して、主に宮城県南三陸町、気仙沼市、岩手県宮古市で支援活動を実施。2014年3月の事業終了までに、子ども支援、雇用確保と生計向上、コミュニティづくり、防災、福島県被災者への支援の5つの分野で活動し、297,222人を対象に支援を届けました。
詳しくはこちら: https://www.worldvision.jp/about/hope-japan.html
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■ワールド・ビジョン・ジャパンとは
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。詳しくは www.worldvision.jp へ。

■この件に関するお問合せは
【担当】 市山志保(shiho_ichiyama@worldvision.or.jp)
【電話】 03-5334-5356 【FAX】03-5334-5359 【携帯】090-5762-8886