2014.09.05
ワールド・ビジョン・ジャパン(以下WVJ)では、2013年と2014年に、2年連続で国会議員に対してアドボカシーに関する意識調査を実施しました。国会議員約700名にアンケートを送付したところ、昨年は5%、今年は1.25%の回答率となり、以下のような結果が出ています。
WVJのアドボカシーに関する認知度
WVJが行っているアドボカシーについて、回答いただいた国会議員のほとんどがWVJのアドボカシーについて、「実施していることを知っている」、または、「活動内容を知っている」と回答しています(FY2013 8割、FY2014 9割)。
Mポスト2015開発アジェンダに対する考え方
MDGsの達成期限である、2015年以降の開発目標となるポスト2015開発アジェンダで、定められるべき目標としては、1位が教育、次いで貧困削減、水・衛生、飢餓・食料安全保障・持続可能な農業・栄養、エネルギー、子どもの保健、子どもへの暴力撤退などが挙げられています。
昨年と変化のある点は日本政府が内外ともの推進するジェンダー平等とエンパワメントが9位から2~4位に上昇しています。そのほかは、ほぼ昨年と近い結果になっています。
ODAに対する認識
ODA政策において、日本政府が力を入れるべき分野としては、教育、エネルギー、水・衛生、社会インフラが1から4位を占めています。次いで、環境、平和構築、人道支援、子どもの保健が挙げられています。
昨年との比較では、経済インフラに当たるエネルギーが9位から2~4位に上昇しています。逆に農林水産や保健分野の順位が落ちています。
今回の結果は昨年と同様に、現行のODAでの拠出順位(1位 運輸・貯蔵(道路、鉄道、水上、航空インフラと倉庫を指す)、2位 水・衛生、3位 その他マルチセクター(都市・地方開発等)、エネルギーとは異なる結果が出ています。
アンケート結果詳細はこちら(2013年)
アンケート結果詳細はこちら(2014年)
WVJでは、今後も政策決定に重要な影響力を持つ国会議員の方々に、意識調査を継続していきます。