2012.10.04
ニューヨークで開催された国連総会にて、9月26日(水)、ワールド・ビジョンとセーブ・ザ・チルドレンが共同で、「栄養のバロメーター」という報告書を発表しました。この報告書は、栄養不良の子どもの90%以上が暮らしている36カ国における政府による取組みを政治的、法的、経済的約束の進捗を調査し、バロメーターに表したものです。
報告書によると、約4分の1の国では、栄養不良の子どもを削減するための前進がほとんどありません。また、政治的や経済的約束の成果をが出するまでには時間がかかると指摘しています。栄養不良の子どもを削減するための約束を各国政府やドナーが守り、子どもたちの命を救うために、国連総会に集まった世界のリーダーが、栄養不良の子どもを削減するために迅速な行動を起こすことを、ワールド・ビジョンとセーブ・ザ・チルドレンは訴えました。
「栄養不良の子どもの問題を解決するためには、良いガバナンスが鍵となることが証明されています。すべての子どもが、人生の良いスタートをきるためには、政治的な約束だけではなく、持続可能であり長期的な投資を約束した栄養戦略が求められます」と
ワールド・ビジョンの総裁であるケビン・ジェンキンスは語りました。
栄養不良の子どもや5歳未満で命を落としている子どもを救うため、世界のワールド・ビジョンが連携して「Child Health Now アクション!救えるはずの命のために」」を実施しています。国連総会のような国際会議などを通して、国際機関や各国政府に、子どもたちを救う取組みとその支援の拡充を訴えています。