WVカフェ+ミニ・サマースクール開催報告

2012.08.10

参加者同士で交流しました
参加者同士で交流しました

8月1日(水)、ワールド・ビジョン・カフェ「命の木」を作ろう!&ミニ・サマースクールを開催しました。ワールド・ビジョン・カフェには39名の一般の方々、ミニ・サマースクールには12名の子どもたちが参加してくださいました。

ワールド・ビジョン・カフェでは、アドボカシーについての説明、「Child Health Now-アクション!救えるはずの命のために」「命の木プロジェクト」の説明、交流の時間を持った後、参加者全員で「命の木」を作りました。

問題を知り、声をあげ、届けることで、世界の状況を改善してきたアドボカシーの活動を事例を紹介しました。政府や国連でも変えることができなかった状況をNGOのアドボカシーにより改善した事例や、世界のワールド・ビジョン(以下、WV)が連携し、各国政府に働きかけを行っているG8やG20サミットを始めとした国際会議への働きかけについてもお伝えしました。

支援事業地でのアドボカシー

母子保健に関する市民からの署名を県議会に提出するWVスタッフ(ウガンダ)
母子保健に関する市民からの署名を県議会に提出するWVスタッフ(ウガンダ)

途上国の子どもたちの命を救うために、世界のWVが連携し実施しているアドボカシー・キャンペーン「Child Health Now-アクション!救えるはずの命のために」の一例として、ウガンダでの取組みを紹介しました。

ウガンダでは、子どもたちを含めたコミュニティでの対話、WVを含めた多くのNGO間の対話、そして県議会での対話など多くのレベルでの対話を通して、コミュニティが訴えている解決策を県が実施しました。例えば、ウガンダ西部に位置しているブンディブギョ県では、20万人に対して1人しかいなかった医師が、キャンペーン開始から1年後には5倍に増えました。

参加者同士で交流の時を持ちました

アドボカシーや一人ひとりができることを話し合う様子
アドボカシーや一人ひとりができることを話し合う様子

世界各国での支援やアドボカシーを行ってきた片山事務局長と一緒に、アドボカシーについて、そして、一人ひとりが途上国の子どもたちを救うためにできることを話し合いました。

参加者の方からの感想
「普段日本で生活していると、裕福な国なので、(途上国のことが)他人事に思えてしまう。このような活動を通して、実際に身近に知ることができるということを感じました。」

「日本では他国の貧しい現状を学ぶ機会がないので、日本の子どもたちに現実を教えていくこと、日本の子どもたちに対する教育が大切だと思いました。」

「企業自体が(支援の)活動をしたり、メディアが(途上国の)情報を流して欲しいと思いました。」

参加者全員で「命の木」を作りました

参加者の方の言葉と絵で「命の木」を作りました
参加者の方の言葉と絵で「命の木」を作りました

現在実施しているアドボカシーの取組み「命の木プロジェクト」に子どもと一般の参加者が一緒に参加しました。手の形をした葉っぱに「子どもたちの命を救いたい」という気持ちを込めて、言葉や絵を描き、参加者全員で「命の木」を作りました。

参加者の方からのアンケートの一部
・アドボカシーという言葉を知り、日本で私ができることを考えるよい機会になりました。
・参加してみて、自分の無知さを知りました。実際に行動して得た情報は貴重だと思いました。
・説明をうけるだけでなく、私たちにも考える時間を作ってもらえたのが良いと思う。

参加できなかった皆さま、こちらより、当日の様子をご覧いただけます。



「命の木プロジェクト」を実施しています。「子どもたちの命を救いたい」という気持ちをこめて、アクションを起こしてください。
アクションはこちら

ミニ・サマースクールには12名の子どもたちが参加してくれました!

大きな紙芝居で世界に目を向けました
大きな紙芝居で世界に目を向けました

ミニ・サマースクールには、小学1年生から6年生の12名の子どもたちが参加してくれました。

子どもたちは、大きな紙芝居で途上国の現状を学んだ後、「子どもたちの命を救いたい」という気もちをこめて、手の形をしたアクションシートに絵や言葉を書きました。

子どもたちが書いてくれたアクションシートの一部を紹介します。
・がんばってね。わたしもがんばります(小学2年生女の子)
・みんながえがおでありますように(小学4年生女の子)
・みんなげんき(小学4年生男の子)

参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

引き続き、子ども向けイベント「みんなで命の木を作ろう!」を六本木ヒルズにて、8月27日(月)~9月2日(日)に開催いたします。
皆さんのご参加をお待ちしています!