2012.05.14
今年のG8サミット(主要国首脳会議)は5月18~19日にアメリカのキャンプ・デービッドで開催されます。
G8サミットに向けて、5月11日(金)、ワールド・ビジョン・ジャパンは「子どもたちの命を救うG8サミットを!」求めて、政策提言書を日本政府に提出しました。この提言書とともに、提言にご賛同いただいた5,080件の署名も提出しました。提言内容は次の通りです。
1. 2012年末までに、ラクイラ食料安全保障イニシアティブの一環として宣言されている、食料安全保障と栄養に関する既存の約束の達成
2. 最も支援を優先すべき国々で、食料の安全保障と栄養支援を強化し、2015年までに栄養不良の子どもが1,500万人減少するよう、明確かつ達成可能な目標の設定
3. 過去の支援の約束への説明責任と支援内容の透明性の強化
G8サミットに向けた提言書はこちら(PDF)
多くの皆さまからのご賛同をいただいたからこそ、提言を市民の声として伝えることができました。
ご賛同、署名へのご協力、本当にありがとうございました。
政府関係者との面会の場では、日本政府のG8サミットに対する現段階での考え方を伺い、ワールド・ビジョンによる政策提言の内容を説明するとともに、意見交換の時間を持ちました。G8サミットまで1週間に迫る中、政府の方からは、皆さまの賛同をいただいた提言をG8のシェルパ(G8サミットの準備を進める首脳の個人代表)である西宮審議官に届け、調整に向かいたいとの言葉をいただきました。
また、5月11日(金)には、ワールド・ビジョン・ジャパン片山事務局長が、岡田克也衆議院議員・副総理にも提言書を手渡しました。
なお、ワールド・ビジョン・ジャパンはこの提言活動を他のNGOとも連携して行っています。オックスファム・ジャパン、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとも共同で、G8への食料の安全保障と栄養支援拡充を求める提言書を提出しました。
5月18~19日のG8サミット期間中、ワールド・ビジョンの各国スタッフがサミットの議論分析や情報発信を行います。皆さまのご賛同受け、G8が子どもたちの命を救う機会となるように、引き続き活動していきます。
------------------------------------------------------------
ワールド・ビジョン・ジャパンのアドボカシーについてはこちら