(2017.1.27)
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、日本政府に対し、栄養改善のための国家戦略の策定と資金拠出の拡大を求めて政策提言活動を行っています。なぜそうした活動が必要なのでしょうか?
2015年7月には他の団体と協働して国際母子栄養改善議員連盟の設立に携わり、国会議員とともに国家戦略の策定と、栄養改善に対する資金拠出の重要性を訴えました。2016年には議員連盟における、国際機関・省庁・企業・NGO・学識者が参加するタスクフォースを通じて栄養改善国家戦略案を作成しました。
この戦略案は、2016年11月の第5回国際母子栄養改善議員連盟会合にて、「国際栄養課題に関する国家戦略(案)」として政府へ提出されました。
◆ 「国際栄養課題に関する国家戦略(案)」の概要
◆ 「国際栄養課題に関する国家戦略(案)」の全文
今後、国家戦略の策定を実現させ効果的な政策の実施へとつなげていくには、栄養改善に対する内外の関心と理解が鍵となります。
たとえば2013年から夏季オリンピック開催地で実施されている国際会議「成長のための栄養(Nutrition for Growth)」を2020年の東京オリンピックでも開催することができれば、栄養改善へ向けた国内外の気運を高める大きな機会となるでしょう。
栄養改善を実現するには、政府、国際機関、市民社会、企業、学識者、そして地域社会が連携して取り組む必要があります。
ワールド・ビジョン・ジャパンは、今後も様々な立場の方々と協働し、世界の母子の栄養改善に向けてたゆみない取り組みを続けていきます。