コルタADPは首都のキトから南に206キロメートル、車で4時間程のところにあります。標高が3,000m以上の山岳地帯で、貧富の格差が大きいエクアドルの中でも特に貧しい地域の一つです。人々の教育に関する意識は低く、識字率が最も低い地域の一つでもあります。地域支援で行われている「子どもクラブ」は、歌や遊びを通して幼い子どもたちが言葉を学んだり、身体能力を養ったりできるよう活動しています。
コルタADPは標高3,000m以上の山岳地帯にあり、先住民が住民の9割を占め、スペイン語以外にケチュア語も使用されています。エクアドルの中でも特に貧しい地域で、中等教育へ進学できない子どもたちも多く、識字率が最も低い地域の一つでもあります。地域の支援で行われている「子どもクラブ」では、子どもたちが歌や遊びを通して言葉を学んだり、相手を尊重し大切にできるよう対人関係スキルを学んでいます。
この地域は標高3,000m以上の山岳地帯で、貧富の格差が大きいエクアドルの中でも特に貧しく、電気、上下水道、教育・保健施設などのインフラ整備が遅れています。貧困に加え、薬物・アルコール依存や家庭内暴力なども問題となっています。このサッカーチームのように、違うコミュニティに住む子どもたちが性別に関係なく一緒に活動することは、子どもたちが心身ともに健やかに成長する機会となっています。
ティエラ・ヌエバADPでは、放課後に「子どもクラブ」を開催しています。算数や国語の補習のほか、音楽、絵画、ダンス等の創作力や表現力を養う機会を提供しています。この地域の子どもたちは、麻薬やアルコールの誘惑、「マラス」と呼ばれる巨大な犯罪組織からの勧誘や脅迫といった危険と隣り合わせの中で生きています。貧困度や失業率の高さから多くの若者がマラスに加入し、犯罪に手を染めてしまうことが大きな社会問題となっています。ADPでは、支援地域の子どもたちがそのような道を選ばすに、ともに楽しみながら生産的な活動ができるよう「子どもクラブ」の活動を推進しています。
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中央アメリカ中部に位置し、日本の四国と同じくらいの国土に約630万人が暮らす中米で一番人口密度が高い国、エルサルバドル。
ティエラ・ヌエバADPの支援地域で暮らすジャズミンちゃん(9歳)は、2年前に母親が家を出て行ってから、祖母と父親、兄弟とともに暮らしています。ジャズミンちゃんにとって、日本のチャイルド・スポンサー、Yさんからの手紙が大きな励ましになっています。
「よく勉強し、自分を大切にし、行儀よくするように」というチャイルド・スポンサーからの言葉に従って、ジャズミンちゃんは学校で一生懸命勉強しています。昨年はクラスで3番の成績を修めることができました!
ジャズミンちゃんは、もっと勉強して、将来は医師になって病気の人を治してあげたい、という夢を持っています。
父親のウィルバーさんも、感謝の気持ちを言葉にしてくれました。
「エルサルバドルでは女性の社会的地位が低く、教育を受ける機会に恵まれないことも多いのです。でもご支援によって、ジャズミンは自分が大切にされる価値のある存在であると知り、自尊心を持って成長することができています」
ジャズミンちゃんは、笑顔でこんな言葉も語ってくれました。
「私を励ましてくださるYさんと、Yさんが住む日本に、神様の祝福がありますように!」
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日曜学校のクラスで先生役を務めているマルコ君、13歳。毎週日曜日に地域の子どもたち約20人をまとめるなかで、リーダーシップをとるスキルを身につけています。日曜クラスに参加している子どもたちも、聖書を読むこと、異なる年齢の友だちと一緒に遊ぶことを通して、神様を敬い、仲間に思いやりを持つことの大切さを学んでいます。
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南アメリカ大陸の北西に位置し、北はコロンビア、東と南はペルーと接するエクアドル。
プンガラADPの支援地域で暮らすミカエル君は、父親と3人の兄弟と暮らしています。母親は弟のカルロス君が幼い頃に家族の元を去り、父親は4人の子どもたちを男手ひとつで育てるという困難に直面しました。
そのような状況の中、7年前にミカエル君がワールド・ビジョンのチャイルドとして登録され、子どもたちは学用品や通学バッグ、靴などの支給を受けることができるようになりました。
また、教育の重要性や子どもの権利について学び、学校では読書会や菜園での野菜作りなど、ADPの支援で始まった子どものための活動に参加しています。
父親も、ADPの支援で職業訓練を受け、現在は建築業で生計を立てています。
「子どもたちが支援で受け取ったものの中でいちばん大きかったのは、自尊心を持って、何事にも前向きに取り組み、勉強を続ける態度でした」
と、ミカエル君の父親は語ってくれました。
母親がいない家庭で育つミカエル君と兄弟ですが、絆は強く、互いに助け合う思いやりにあふれた子どもたちに成長しています。
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環境クラブの部長であるアレックス君(11歳)が、学校の菜園で野菜の育て方や、育てた野菜の使い方をクラスメート16人に教えている様子をご覧いただけます。この菜園で育てた野菜は子どもたちの昼食になります。草むしりや、肥料になるワラをまく作業の途中で、ちょっと遊びたくなってしまう子どもがいるのは、どこの国でも同じですね。
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