チャイルド・スポンサーシップについて、ご支援者の皆さまからよくいただくご質問をクマネコが分かりやすく解説するコーナーです。第2回は、支援終了についてです。
現地での支援プログラムは通常、約10~15年かけて実施しています。
チャイルド・スポンサーの皆さまのご支援によって、活動が順調に進み、子どもたちの健やかな成長が地域の人々によって継続できると判断された時に、喜びとともにプログラムが終了します。
これが、1つ目の「地域が支援終了になるとき」で、チャイルドへの支援も終了となります。
プログラム終了時には、ご支援の成果をお伝えする終了報告書などをお送りするとともに、次のチャイルドをご紹介させていただきます。
プログラム終了以外にも、チャイルドの事情(支援地域外への引っ越しや、卒業・就職・結婚など)により、支援終了になることがあります。
これが、2つ目の「チャイルドが支援終了(卒業)」になるときです。
チャイルド・スポンサーの皆さまにとっては突然のお別れになり、戸惑いや寂しさをお感じなるかもしれません。
また、「卒業」「就職」などは嬉しい理由ですが、「結婚」は複雑に思われるかもしれません。
ワールド・ビジョンでも早婚を防ぐための活動をしていますが、現地スタッフがチャイルドとその家族とよく話し合い、その意思を確認・尊重し、支援を卒業するかどうかを決めています。
今も支援を待つたくさんの子どもたちのために、支援終了をお知らせする際には、次にご支援いただく新たなチャイルドをご紹介させていただいています。
支援地域によって、「チャイルド」として選ばれる基準は異なります。
文化、社会、自主性を尊重しながら、支援地域ごとに基準を設定し、地域住民の話し合いで決まります。
以下は、バングラデシュとウガンダの基準例です。多くの項目に該当する子どもが選ばれます。