3分でわかるチャイルド・スポンサーシップ

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チャイルド・スポンサーシップについて、ご支援者の皆さまからよくいただくご質問をクマネコが分かりやすく解説するコーナーです。第2回は、支援終了についてです。

Q:支援終了ってどういうこと?A:「地域が支援終了になるとき」と、「チャイルドが支援終了(卒業)なるとき」の2つがあります。

「地域が支援終了になるとき」

バングラデシュ・カルマカンダ地域の支援終了イベント

現地での支援プログラムは通常、約10~15年かけて実施しています。

チャイルド・スポンサーの皆さまのご支援によって、活動が順調に進み、子どもたちの健やかな成長が地域の人々によって継続できると判断された時に、喜びとともにプログラムが終了します。

これが、1つ目の「地域が支援終了になるとき」で、チャイルドへの支援も終了となります。

プログラム終了時には、ご支援の成果をお伝えする終了報告書などをお送りするとともに、次のチャイルドをご紹介させていただきます。

「チャイルドが支援終了(卒業)なるとき」

ウガンダ・ナンコマ地域の元チャイルドとマネージャー

プログラム終了以外にも、チャイルドの事情(支援地域外への引っ越しや、卒業・就職・結婚など)により、支援終了になることがあります。

これが、2つ目の「チャイルドが支援終了(卒業)」になるときです。

チャイルド・スポンサーの皆さまにとっては突然のお別れになり、戸惑いや寂しさをお感じなるかもしれません。

また、「卒業」「就職」などは嬉しい理由ですが、「結婚」は複雑に思われるかもしれません。

ワールド・ビジョンでも早婚を防ぐための活動をしていますが、現地スタッフがチャイルドとその家族とよく話し合い、その意思を確認・尊重し、支援を卒業するかどうかを決めています。

今も支援を待つたくさんの子どもたちのために、支援終了をお知らせする際には、次にご支援いただく新たなチャイルドをご紹介させていただいています。

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支援地域によって、「チャイルド」として選ばれる基準は異なります。

文化、社会、自主性を尊重しながら、支援地域ごとに基準を設定し、地域住民の話し合いで決まります

以下は、バングラデシュとウガンダの基準例です。多くの項目に該当する子どもが選ばれます。

バングラデシュの基準 バングラデシュの国旗

支援地域のチャイルドとWVスタッフ
  • ひとり親
  • 親に捨てられた、貧しい親類に預けられている(最優先)
  • 家族の平均月収が4,000タカ(約5,100円)以下で経済的に貧しい
  • 登録の時点で、年齢が0歳から7歳
  • その地域の定住者であること(必須)
  • 保護者が子どもの教育に理解があり、ワールド・ビジョンのプログラム活動に参加する意思があること

ウガンダの基準 ウガンダの国旗

支援地域のチャイルドとWVスタッフ
  • ひとり親、親に捨てられた、貧しい親類に預けられている
  • 突発的な自然災害や人的災害の影響を受けやすく、経済的に貧しい
  • 障がいがある
  • 登録の時点で、年齢が3歳から8歳
  • その地域の定住者であること(必須)
  • 保護者と子どもが、ワールド・ビジョンのプログラム活動に参加する意思があること

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