世界の約10人にひとりは
安全な水が手に入りません
安全な水は毎日の生活や子どもたちの健やかな成長に不可欠です。
しかし、世界全体で21億人、つまり10人に3人は自宅で安全な水が手に入らない状況下で、またそのうち8億4,400万人はまったく安全な飲み水が手に入らない状況下で暮らしています。配水管からひかれた水や公共の蛇口、掘り抜き井戸等を飲用水源として利用できないため、池や川から汲んできた水を飲用し、料理や手洗いにも使って生活しています。
病原菌や寄生虫によって汚染された水は様々な病気を引き起こします。特に子どもたちの知能の発達や身体の成長に取り返しのつかない影響を及ぼし、抵抗力の弱い幼い子どもたちは下痢によって脱水症状に陥り命を落としています。
そして、水汲みのために数十キロ歩かなければならない子どもたちは、学校に行く時間や友だちと遊ぶ時間を奪われています。