(2018.10.30)
私は、東洋大学国際地域学部を卒業しています。
国際地域学部は、『Think Globally, Act Locally』というスローガンの元、現場主義を大切にする学部でした。学部の授業では、常に世界に視野を広げて社会問題について考える機会が多かったです。
学生時代に直面した課題の中の1つが、発展途上国における貧困課題でした。
日本では見たことがなかった貧困状況を目にした時、『貧困解決のちからになりたい』と率直に思いました。
大学時代では貧困解決に対する適切な手段を見つけるために、現場主義でたくさんの経験を積みました。
例えば、フィリピン・レイテ島でデイケアセンターを設立したり、インドネシアやマレーシアの学校で教師をやってみたり、国連機関の1つである「国連ボランティア計画」のインターン生としてウガンダで働いたりしました。国際協力の形がたくさんある事を身を持って学びました。
それらの活動を通して、国際協力に携わる時は常に「持続可能かどうか」を判断軸として持つようになりました。
我々日本人が他国の貧困課題を解決するためには、第一に現地の人を尊重するべきだと思っています。現地の人が主体的に継続性をもって活動できるよう力になる事が私の役割です!
下記では、持続的な国際協力に対する自分なりの解釈を紹介します。
国際協力は、募金がゴールではありません。
最終ゴールは、現地の人が主体となって課題を解決する事で、そのために国際的な協力は求められていると思います。
我々日本人をはじめ、外部からの支援者がいなくなったら成立しないプロジェクトは持続可能な国際協力ではありません。むしろ、中途半端な支援は逆に現場の不条理を生みかねないとても危険な行為です。
一時的な支援ではなく、持続的な国際協力を行うために下記の意識は欠かせません。
『最終的に支援者である我々がいなくなっても、プロジェクトは実施され続け、現地の課題解決に結びつくか』
答えがイエスである限り、私はプロジェクトを全力で行います。
最後に、「未来ドラフト2018」でグランプリを受賞したアイデアを実現する意義を紹介します。
「ビディビディキャラバン」のアイデアは、発展途上国における国際協力の現場経験があったからこそ生まれました。
アイデア実現部隊は、みんな『遊びじゃない。本気で課題を解決しよう』という強い信念をもって活動準備をしています。
解決したい課題は、「難民居住地に住む子どもたちがお互いの違いに直面して平和な日々を過ごせていない状況」です。
ビディビディキャラバンが音楽やスポーツ、アートを運べば、1人でも多くの子どもが笑顔で楽しみながら、多様性を受け入れて成長できる機会になると本気で思います。
クラウドファンディングで集まった資金で活動できる期間は、たった数日です。持続的ではなく、単発的なプロジェクトのように感じた人がいたかもしれません。
しかし!
新しいチャレンジにおいて、『0→1』の動きが最も重要です。1がなければ100はあり得ません。
皆様からのご支援でウガンダのビディビディ難民居住地にキャラバンを届ける事で、現地の人々が主体的かつ持続的にキャラバンを動かすキッカケとして本クラウドファンディングは必要不可欠です。
私は、持続可能な国際協力を、クラウドファンディングの支援者の方全員を含めて達成したいと思っています。一緒に、ビディビディキャラバンを成し遂げませんか。
ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
※このプロジェクトは、2018年10月15日に募集を開始し、68人の支援により625,000円の資金を集め、2018年12月20日に募集を終了しました → アイデア実現の報告はこちら