【シリア危機4年】 失われた世代を作らないために

今も多くの子どもたちが、先の見えない生活を強いられています

中東シリアで、政府軍と反政府軍による武力衝突が本格化してから、3月15日で丸4 年が経過します。これまでに370万人以上が隣国へ避難し、先の見えない生活を強いられています。650万人の子どもがこの紛争の影響を受けており、500万人が国内避難民として、150万人がシリア国外で難民として支援を必要としています。このような状況の中、ワールド・ビジョンは支援を届けています。

*ご支援者の皆さまへ:この記事は、郵送でお届けしているワールド・ビジョン ニュースにも掲載しておりますが、難民/避難民の数等については、最新の数字に更新しているため、お手元の印刷物とは異なっておりますことをご了承ください。


難民キャンプで配布される食料品を受け取る子ども

子どもの未来をつなぐために、教育支援を実施しています

ワールド・ビジョンは内戦直後から緊急支援を開始。これまでに、シリアをはじめヨルダン、レバノン、イラク等に逃れた人々約180万人に、水や食料等の支援を届けました。

レバノンの支援事例

  • 都市で生活する難民55万人に食事と交換できる券を配布
  • 難民居住地における水衛生設備の改善
  • 4000人の子どものためのアクティビティを実施

日本からの支援として、ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、シリア難民とヨルダン人の子どもたちのため、2014 年4月からジャパン・プラット・フォーム(JPF)からの助成金と、皆さまからの募金により教育支援事業を実施しています。

友だちと遊んだり、学んだり。アクティビティに集まった子どもたち
友だちと遊んだり、学んだり。アクティビティに集まった子どもたち

60万人以上のシリア難民を受け入れているヨルダン

難民受け入れ地域では、急激な人口増加による食料や家賃の高騰等により、地域住民との軋轢が生じています。シリアと国境を接するヨルダン北西部イルビド県でも、子どもが急増したことで、学校が午前と午後の二部制になる、教師や教材が不足する等の事態となり、教育の質が低下していました。

WVJ は、子どもたちが授業についていけるよう、現在、約720人の子どものために補習授業を実施しています。保護者や地域の人々に対しても、教育の重要性を訴え、子どもたちが学ぶ機会を失わないよう支援しています。また、戦闘体験等により情緒不安定な子どもたちが多いことに鑑み、音楽やゲーム等のレクリエーション活動を実施しています。

レクリエーション活動の様子
レクリエーション活動の様子

難民キャンプで暮らすハザールさん

「以前は、学校に行くのがとても怖かった。地元の子たちが威張っているし、仲間に入れてもらえなかったから」しかし、ワールド・ビジョンが携わる若者のための学習施設に通い出してから、彼女の心境に変化が。「アラビア語の読み書き等、新しいことを学べるって本当に素敵。

ここでできた友達は、本当の兄弟、姉妹のようです」しかし、故郷や離ればなれになった家族への想いは忘れることが出来ません。ハザールさんは、「生まれ育った村や家、兄弟が恋しい」とつぶやきました。

WVJ は、ハザールさんのように困難な状況にある人々が、未来への希望を持って生きられるよう、これからも支援していきます。

未来への希望を失いつつある子どもたち。
この子どもたちの未来を、このまま閉ざしたくない。
子どもたちを暴力から保護し、教育環境を整備します。
今、シリア難民支援募金にご協力ください。

シリアから避難しヨルダンの学校に通うハザールさん(17歳)
シリアから避難しヨルダンの学校に通うハザールさん(17歳)

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