2012.10.31
マラウィのクーユ地域開発プログラム(ADP)のハッピー君のチャイルド・スポンサーの森林さん。チャイルドはとてもシャイな男の子で、
「一緒に遊んだりごはんを食べましたが、
結局一言もチャイルドの声を聞くことができませんでした(笑)」
と、普段子どもと接する機会が少ないため接し方に困ってしまったというお話を
うかがいました。
(その後、風船の「刀」でチャンバラごっこをして一緒に遊ぶことができたそうです)
また、「マラウィに行く前はどんな所か想像ができませんでしたが、実際行ってみると、国内の格差が激しいことや、支援地域では自給自足がままならない所からのスタートであることがわかりました。現在、1600人ほどの日本のスポンサーがこの地域を支援されていると聞き、驚きました」といった感想もいただきました。
ツアー中、さまざまな支援活動の現場を見る機会があり、農業協同組合の倉庫を見学した際は、収穫した穀物の種を保管できるようになったことから、時期をずらして栽培し、乾期に売ることができるようになったことや、日本のスポンサーからの支援によって建設された学校を訪問したこと、住民組織による小規模融資のシステムを見学したことなども、お話しいただきました。
マラウィのクーユ地域開発プログラム(ADP)のヴェロニカちゃんのチャイルド・スポンサーの中村さん。
「偶然マラウィの大統領と同じ飛行機に乗り合わせた際、出迎えの方々が歓迎していたのと同じぐらい、ツアー中は私たちも支援地ではどこに行っても歌と踊りで歓迎していただきました」
といった、普段経験できないことをツアー中にいろいろと体験されたことをお話しいただきました。
また、「私のチャイルドは、ボール遊びが好きということで、日本からビーチボールを持っていき、一緒に遊ぶことができました。姉妹の数が違っていたことが対面したときわかり、こういうこともあるかなと思いました」など、チャイルドとの交流の時の出来事もご紹介いただきました。
支援地では支援の成果として、アイリッシュポテトを作っている農業支援の様子や、HIV/エイズの検査場では、地域住民の前で検査を受けた男の子が検査に行きましょう!と地域住民を啓発する様子を見てきたお話しを伺いました。
内田さんと近藤さんは、週2回ボランティアに来てくださっています。
お二人とも、在宅翻訳ボランティアの方々にチャイルドからのお手紙をスキャナーで取り込んだり、さまざまな事務業務をお手伝いくださっています。年齢や職種、経験の違う人たちが集まり、楽しくボランティア活動をしている様子をお話しいただきました。
また、「たくさんの子どもたちからのお手紙を手にする業務を行っていますが、その子どもたち全員と会うことや関わることはできません。しかし、一人でも多くの子どもたちに笑顔が届くようにと願いながら、ボランティアを続けていきたいと思います」という気持ちをカフェ参加者の皆さんにお話しいただきました。
続いて、カンボジアにおけるチャイルド・スポンサーシップを通しての支援活動について、写真や映像を交えてご報告しました。
カンボジアの支援地域に暮らすフィン・リー君(7歳)のおばあさんのティム・チェブさん(65歳)は、支援活動が開始された4年前にワールド・ビジョンからトイレの作り方を習いました。それまで野原で用を足していた家族でしたが、「大切なことを学んだから、早速やってみよう」と、飼っていた馬1頭(当時120ドル)を売って、トイレを作りました。
また、それまで雨水や池の水を貯めて飲んでいましたが、煮沸しようにもまき代がまかなえず、病気になりやすい状況でした。そこで、WVでは、水を簡単に濾過して何度でも洗って使える「セラミック・フィルター」を紹介し、フィン・リー君の家でもそれを使い始めました。これまでの習慣にとらわれず、学んだ新しいことを資材を投じて挑戦してみるティム・チェブさんの勇気と素直さにより、子どもが健やかに成長する環境を整えられるようになりました。
・ツアーの報告や参加者同士の交流会などが良かった。
いろいろな考え方を知ることができた。
・今日のような現地の様子や子どもたちの笑顔が伝わってくるような
報告をまた聞きたい。
・寄付しているお金がチャイルド個人の支援ではなく、コミュニティーを育てるという考えがあることにはっとさせられた。
少し胸を張ってスポンサーを宣伝できる気がする。
東京のカフェにご参加くださった皆さま、どうもありがとうございました。
11月は大阪と京都で、12月は大阪、愛知、東京でワールド・ビジョン・カフェを開催します。
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