(2023.04.07)
G7首脳会合(サミット)の開催に際して、G7で議論される各分野について、各国政府から独立した国際社会におけるステークホルダーにより形成された団体が、政府との対話や政策提言を行うプロセスが設置されています。この団体のことを「エンゲージメント・グループ」と呼びます。具体的には、ビジネス(B7)、市民社会(C7)、労働組合(L7)、科学(S7)、シンクタンク(T7)、女性(W7)、若者(Y7)、新設されたLGBTQ+などの性的マイノリティ (P7)という8つのグループが、首脳会合(サミット)に先立つ様々なレベルの個別会合(シェルパ会合、関係閣僚会合、専門家グループ会合等)と首脳会合に向けて働きかけを行っています。
今年2023年5月、日本が議長国となり、G7首脳会合が広島で開催されます。エンゲージメント・グループの一つであるC7(Civil7/市民7)の実行団体となる「G7市民社会コアリション2023」に、ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は幹事団体として参画し、また、WVJ事務局長の木内真理子が、ひろしまNPOセンター専務理事・事務局長の松原裕樹氏とともに、共同代表を務めています。
「G7市民社会コアリション2023」は、2023年に日本で開催されるG7サミット首脳会議および関連閣僚会議に、市民社会の声が反映され、2030アジェンダが掲げる「誰ひとり取り残されない社会」の実現に貢献できるよう、議長国である日本政府を含むC7各国政府に働きかけることを活動目的としています。2022年夏の発足以来、政策提言、キャンペーン、イベントや各種の広報・啓発活動を展開してきました。2023年4月2日現在、コアリションには団体会員119団体、個人会員75名が参加しています。
WVJ事務局長の木内は、「G7市民社会コアリション2023」の共同代表として、また、世界72カ国700名以上が参加する市民社会組織ネットワークであるグローバルなC7の運営委員として、市民社会の声を届けるため以下の活動を行ってきました。サミット1カ月前に開催されるC7サミット、みんなの市民社会サミットにも参画し、発言・発信を行います。
記者会見(英語)はこちらから視聴いただけます
政策提言においては、グローバルなC7として、6つの分野ワーキング別グループが立ち上がり、政策提言をとりまとめてきました。
<C7分野別ワーキンググループ>
しなやかで開かれた社会ワーキンググループ
分野別ワーキンググループでとりまとめられた政策提言は、「C7コミュニケ」として、C7サミットで発表され、市民の声の集大成としての提言として政府に届けられる計画です。
C7サミット、みんなの市民サミット、また、G7首脳会合に向けた、事務局長木内、WVJの活動は、WVJ公式SNSやホームページで発信してまいります。