(2023.03.10)
2019年、ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)が東京マラソン2020チャリティの寄付先団体の1つに選ばれてから約4年。東京マラソン2022に参加した国内のWVJチャリティランナー27名に続き、海外勢85名を含む114名のWVJチャリティランナーが、2023年3月5日(日)東京マラソン2023に参加しました!
東京マラソン2020チャリティを通じた支援によって、2つのプロジェクトを実施しました。
感謝とともに成果をご報告します。
【1:コンゴ民主共和国北キブ州における水衛生改善プロジェクト】
【2:エチオピア国アムハラ州におけるフッ素除去装置の建設プロジェクト】
厳しい環境に置かれた子どもたちのために寄付を集めながら走るワールド・ビジョンUSAのランニングチーム、TEAM WORLD VISION(チーム ワールド・ビジョン、以下TWV)の14名が、東京マラソン2023に初参加しました!TWVは毎年約2,000人、これまでに延べ10万人が世界中を走っています。
東京マラソン2023当日に加えて、浅草やスカイツリー観光、WVJスタッフとの交流など「3年間の待機と準備が報われた」と喜んでいました。
待ちに待ったマラソン当日。ワールド・ビジョンのオレンジユニフォームを着たチャリティランナーの皆さまが東京を駆け抜けました!様々な想いを抱き、身体の限界と戦いながらゴールを目指す勇姿は沿道で応援していたスタッフ一同に感動と勇気を与えてくれました。改めて、お疲れさまでした。そしてありがとうございました!!
福井 智也様
「沿道からの応援がとても力になりました。また、ワールド・ビジョンのシャツを着ていたお陰で、グローバルのTeam World Visionのランナーともコミュニケーションをとるきっかけとなり、素晴らしい体験となりました」
(福井様は塩野義製薬の社員の方です。企業連携をきっかけに、個人としてもワールド・ビジョン・ジャパンを寄付先に選んでくださいました)
星 邦彦様
「いよいよ、ついにその時がやって来た との思いで当日を迎えました。ゴールにたどりつけるかどうか不安な気持ちもありましたが、完走できました。これも、皆さま、ワールド・ビジョンの方々の応援の賜物です!」
李 義真(WVJスタッフ)
「3年前はもう少し若く、体力も今よりはありましたが、精神的には未熟でした。3年の間で色々なことがあり、精神的に少し強くなってマラソンを迎えられたのは良かったです。3年前は、『何でぼくが走るんだっけ?』と思う部分もありました。マラソン中、30キロを越えたあたりであまりにもつらくなり、諦めようと思う瞬間が何度もありましたが、今回出会った他のWVJチャリティーランナーや同僚、カンボジアで出会った子どもたちやその母親のことを思いながら走り続けました。完走後は『もう二度とマラソンは走らない』と思いましたが、マラソンを通してワールド・ビジョンのチャリティランナーの皆さんとまた会えるなら、もしかしたらまた走りたいかもしれません」
堂道 有香(元WVJスタッフ)
「最も残酷でありながら、最も愛を感じる初マラソンでした。そして、何よりも『早く水を飲みたい』と心から渇望する感覚を初めて知りました。次の給水スポットが果てしなく遠く感じ、あまりの渇きから何度も足が止まりました。人生で、あれほど水を欲したことはなかったと思います。給水スポットを目指しながら走っていた時、私の前を走る人たちが『故郷を逃れて何百キロも歩く難民となった人たち』と重なって見えた瞬間がありました。彼ら彼女らは、給水スポットもなく、沿道応援もなく、目の前で家族を殺されながら、生き延びるためにひたすら走っていることを思わされ、涙があふれてきました。マラソンは2度と走りたくないと思ってしまいますが、もし私が走ることで救えるいのちがあるのであれば...また立ち上がります!」
GREGさん(TWVメンバー)
「3年間、マラソンを待ちわびていたのはぼくたちランナーだけでなく、主催者、運営者、そして素晴らしい日本のボランティアもそうであったことを走りながら感じました。20キロを越えたあたりで体調が悪くなり、後半は過酷でしたが『RUN as ONE』に励まされながら完走しました。『RUN as ONE』はTWVの理念と同じです。アフリカの子どもたちにきれいな水を届けるため、これからもチームとして一体感を持って、走り続けたいです」
RICKEYさん(TWVメンバー)
「チームワールド・ビジョンとして初めてマラソンを走ったのは2015年でした。その時は色々と半信半疑でしたが、2017年にコンゴ民主共和国(以下、コンゴ)の事業地を訪問して、人々の暮らしやワールド・ビジョンの活動を見てから人生が変わりました。帰国して、同じように半信半疑だった人たちに伝えました。『残念ながら、君たちの疑いは正しくなかったよ。ワールド・ビジョンが言っていることは本当だ』と。コンゴで得た良い知らせは、ワールド・ビジョンは本当に支援を届けているし、成果も出ているということ。悪い知らせは、まだまだ支援が足りていないということ。水を理由に人々が死んでいて、きれいな水を汲みに行く道のりの過酷さを知りました。その現状を直接、間近で見た人間として、多くの人に伝える責任があると思っています。だから、ぼくは(走るのが遅くてバスに拾われてしまった*けど)走り続けます。2週間後は、LAマラソンを走ります!」
*RICKEYさんは自分を応援し、寄付してくれた人たちへの約束を果たすため、日本を離れる前に、42.195キロの距離を歩ききりました
チャリティランナーの皆さま、大変お疲れさまでした。感動をありがとうございました!
ワールド・ビジョン・ジャパンは、東京マラソン財団チャリティ「RUN with HEART」の寄付先団体です。
東京マラソン財団チャリティ「RUN with HEART」公式ウェブサイト:https://www.runwithheart.jp
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