(2022.08.30)
ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、子ども支援の国際NGOとして、世界の子どもの豊かな成長に向けて日々活動しています。特に国内の活動においては、事務所の立地する中野区の子どもの権利の啓発を重点活動のひとつとして位置づけています。
2022年3月に「中野区子どもの権利に関する条例」が制定されたことを受け、区内の市民団体の一員として、子どもの権利の実現に向け、国内外でのこれまでの活動経験や知見等を活かし、貢献していきたいと考えています。
このような経緯から、子どもの権利について月替わりで紹介する月刊壁新聞「世界へのトビラ」を作成しました。
「世界へのトビラ」では、毎月ひとつの子どもの権利に関するテーマに沿って、世界の同年代の子どもの様子を紹介しています。
主に小学校高学年~高校生を対象に、世界の人びとの多様な暮らしを知り、子どもの権利はすべての子どもがもつ身近なものであると感じてもらう、ひとつのきっかけとなることを願っています。
「世界へのトビラ」は、7月下旬より、中野区立中野東図書館にて掲示を開始していただいており、今後、月替わりで掲載を継続していただく予定です。また、順次、区内の他の子ども・若者関連施設においても掲示のご案内を始めています。
各図書館、教育機関さま、また、ご家庭でもダウンロード、そして、掲示いただき、ご活用ください。(印刷する場合はA3サイズをお勧めします)
今後、各号を「WVライブラリー>月刊壁新聞「世界へのトビラ」ページでご紹介予定です。
子どもの権利があたりまえに実現する社会をつくるために、WVJにできることは何か。日本を含む世界の子どもと共に活動しているWVJだからこそ伝えられることがあると考え、このたび、月刊壁新聞「世界へのトビラ」を作成しました。
2022年6月に「こども基本法」「こども家庭庁設置法」が成立し、子どもの権利について社会の関心が高まりつつある今、一人でも多くの方に子どもの権利について考えていただくきっかけになればと願っています。
支援事業部 開発事業第1課 国内子ども支援チーム チームリーダー
高橋 布美子
WVJは、日本国内の子どもたちを対象とした活動として、東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨といった災害時に支援活動を実施したほか、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が広がるなか、子どもたちの食・遊び・学び等を支えるための活動を2020年6月から継続実施しています。
また、日本に住む子どもたちに向けたグローバル教育プログラムを用意しています。世界の現状をよく理解し、積極的に国際協力に参加していくことを願い、講師派遣や事務所訪問、教材の提供、小学生を対象にしたサマースクール等を実施しています。
2019年と2022年のサマースクールは、WVJの事務所が立地する中野区の教育委員会に後援いただき、区内の小学校でご案内チラシの配布にもご協力いただきました。
南中野カレーの会で提供した手作りカレー
WVJはカレー提供のための費用を支援しました