(2020.12.04)
仏教徒が多いモンゴルでは、クリスマスは大きなお祝いではなく、12月31日の前週から始まる新年が大きなお祝いです。
新年のお祝いでは、みごとな花火が上がり、人々は愛する人たちにプレゼントを贈ります。ニューイヤー・ツリーが飾られ、森のおじいさんと娘のスノー・メイデンがやってきて、子どもたちにプレゼントを配ります。
また、モンゴルでは1月下旬、もしくは2月上旬にツァガン・ツァー(Tsagaan Tsar)と呼ばれる旧正月をお祝いします。
フィリピンでは、世界屈指の長いクリスマスをお祝いします!9月1日から公現の祝日である1月の第一日曜日まで続きます。
昔から伝わる習慣で、子どもも大人も心から賛美歌を歌い、牛乳瓶で作ったドラムや瓶のふたで作ったタンバリンなどの手作りの楽器を演奏します。
他の村に住んでいる親戚の家に遊びにいき、焼きトウモロコシやチキンを食べて、皆で楽しく過ごします。大晦日の夜、花火が上がり、トランペットで新年をお祝いします。喜びに満ちあふれた時間で、とてもすばらしいです!
インドネシアの子どもたちにとって、昔から伝わるダンスは新年のお祝いにかかせないものです。
鼻と鼻をくっつけ合う、「プドゥク(Pudduk)」や「パウドコン(Paudokong)」と呼ばれるスンバの伝統的な挨拶があります。大人も子どもも、互いの親密さと平和を表すシンボルとして特別な機会やお祝いの時に、この挨拶をします。
レソトのクリスマスのお祝いは、にぎやかでカラフルです。クリスマスの朝、子どもたちは、日が昇る前に起きてきます。日の出の光を見ると喜びが訪れると信じられています。そのあと、午前中に教会に行きます。教会から帰ってきたら、子どもたちは、よその家に行き、クリスマスの特別な「ボコス(Bokos)」(パン、ケーキや飲み物などのクリスマスのおもてなし)をもらいます。色々なところに行き、自分たちで劇をする子どもたちもいます。
伝統的な模様のブランケットを着て、女性たちは、地面にひざまずいて音楽に合わせて肩を動かす『モヒボ(Mokhibo)』 という踊りをします。特別なお祝いには、馬も欠かせません。
クリスマス・イブにキリスト教徒は、教会で歌い、踊りながら神様を賛美して夜を過ごします。それから、男性も女性も、子どももクリスマスと新年のお祝いのために、色鮮やかな服と靴で着飾ります。美味しいお祝いの料理を作り、近所の方や親戚を訪ねて、挨拶をして祝福を祈ります。
「子どもたちは、「卵踊り」などの特別な遊びをします。子ども一人一人が手に卵を一つ持ちます。踊りにくいくらいにぎゅーと密集した輪になって踊り、卵を落とさないようにしなくてはいけません。最後まで卵を持っていた子どもが勝ちです!
クリスマスには、歌とダンスをします。大人も子どもも、通りで楽器を演奏し、クリスマスキャロルを歌い、町の中心部や教会に向かいます。伝統的なダンスを踊り、イエス様の聖誕劇をします。また昔からの習慣で、泥、わら、石、葉っぱや枝で飼い葉桶を作り、イエス様の誕生を祝います。
クリスマス・イブとクリスマスの夜には、花火が打ち上がります。みな教会に行き、焼いた豚やピカナ(Picana)という煮込み料理をいただきます。その後、皆で地元のゲームをしてダンスを踊ります。
2020年は予期しない状況となった年となりました。そのような中にあっても、チャイルド・スポンサーシップを通して支援を受けているチャイルドたちは、皆さまのご支援のおかげで、自分が「愛されている」と感じることができています。
皆さまの今年のお祝いが、どのようなものであれ、素晴らしい時となるよう願っています。
メリー・クリスマス!