(2018.10.25)
ミャンマー最大都市、ヤンゴン
東南アジア特有の激しい雨が
スラム街の小さなおうちの屋根をたたきます
「都会に行ったら、苦しい生活から逃れられる」
そう聞いて、家族でヤンゴンにやって来ました
でも、お父さんの仕事はみつかりませんでした
小さなおうちの家賃にも、
その日食べる物にも、困るようになりました
だから、学校をやめて、お母さんと働くことにしました
学校は大好きだったけど、それよりも、お母さんを助けたかった
仕事は、ゴミ拾い
リヤカーを押して、道端のゴミを拾い集めて、それを売ります
雨期の道はぬかるんで、リヤカーはずっしりと重たいです
降り続く雨...
守ってくれるのは、帽子のつばだけ
暗くなるまで働いてもゴミが集まらず、ごはんが食べられないこともあります
でも、私はお母さんが大好きだから
毎日のゴミ拾いも、お母さんが一緒だから平気
今、10歳です
大きくなったら、洋服を作る人になりたいです
夢はまだ、諦めていません