(2016.8.26)
ワールド・ビジョン・サマースクールは、日本に住む子どもたちに世界の現状を知ってほしいと願い開催している子ども向けイベントです。今年は2日で合計84名の小学3~6年生の子どもたちを迎えて開催しました。
参加した子どもたちは、世界の友だちを大切にし、お互いに助け合い、行動する気持ちを持ったグローバル・キッズになって帰りました。参加してくれた皆さん、お子さまをお連れ下さった保護者の皆さま、ありがとうございました!
会場に現れたスチュワーデスに案内されて子どもたちは世界の「旅」へ出発しました。
クイズを通して世界の子どもたちを取り巻く課題を知り、さらに「世界の子どもカルタ」作りにグループで取り組みました。
途上国の子どもたちの生活の写真をよく見て気が付いたことを文章にしたり、写っている子どもたちの気持ちになって読み札を考えた素敵な作品がたくさんできました。
お昼ごはんはインドネパールカレー専門店のお弁当をいただきながらネパール人のカシュランさんがカレーに使うスパイスの秘密やナンの作り方、ネパールの食文化等をお話ししてくれました。
午後は、大きな写真紙芝居でルワンダに住むエリック君の生活を学び、エリック君の日課である水汲みや食事準備を実際にアフリカで使っている道具で疑似体験しました。
さらに、ルワンダの平和構築やラオスの水衛生についても目を向け、また、支援によって生活が改善されたザンビアのローズマリーちゃんのお話しを紹介しました。
最後にグループごとに体験したことや話を聞いた内容にまとめ、発表しました。一人ひとりが体験を通して感じたことや自分がこれからの生活で心がけていきたいこと等をしっかり伝えてくれました。
■1番心に残ったこと
・せかいには、まだまだこまっている人もいるだろうし、やっぱり、ちからをあわせることがたいせつなんだなと思った
・水がきたかなったり、栄養が足りなかったりして、5秒に1人の子どもが死んでいるということ
・なかなおりのしるしの平和の木(※ルワンダの平和構築について)
■世界の子どもたちのために、これからの生活の中で実行していきたいこと
・もっとぼくもお手伝いをしていきたいと思います
・おなかいっぱい食べられないんだから残さず食べる
・いろんなことをあたりまえに思わない
13:00-14:00には、ワールド・ビジョン・ジャパン事務所にて、18日は20名、19日は17名の保護者を迎えて「保護者向けプログラム」を実施しました。
お子様が参加しているサマースクールでは、どんなことをしているのか紹介し、また、中高生向け国際協力講座「ユースプログラム」にお子様を参加させてくださっている保護者やチャイルド・スポンサーシップを親子でご支援くださっている保護者の体験談をお話いただきました。サマースクール終了後にご家庭で保護者の方も一緒に世界に目を向けていっていただければ幸いです。
・世界の子どもについて理解を深め、自分が今いかに恵まれた環境で生活しているか体験として学んでほしいと思い参加させました。
息子が何を学び、何を感じたか話を聞くのが楽しみです。
・子どもたちは機会を与えれば自分たちで考え、話し合えるのだと思いました。親から言われてする勉強と違い、ほかの子の発表も真剣に聞いていて、参加させてよかったと思いました。
・初めて会うお友達と協力して発表の準備をしている姿が見られてとても良かったです。子どもの顔が朝よりずっと生き生きしていました。良い学びができたのだと思います。
・考えて話し合い発表することでより体験を深めることができたのではないかと思いました。自分の気持ちを伝えることができて、すごいなと思いました。
・子どもにとっても、私にとっても興味深いとても良い経験になりました。
参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました!