(2024.01.18)
1月1日に発生した令和6年能登半島地震により被災された皆さまに、謹んでお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)では子ども支援を行う方向性を1月5日に決定し、初動調査・対応のために1月7日(日)以降スタッフを派遣しています。ワールド・ビジョンは被災地で行政や他団体と連携しながら、避難している子どもたちのニーズを聞き取り、必要な支援を届けています。
17日までに、金沢市内の県内広域避難1.5次避難所内「子どもの居場所」立ち上げを支援しました。また、七尾市、穴水町、輪島市の避難所を訪問し、乳幼児の衛生用品・文具・おもちゃなどの物資をお届けしつつ、避難所でお子さんや保護者の皆さま、行政・学校関係者、支援団体の皆さまからヒアリングを行っています。
1月14日、現場スタッフは輪島市の門前町に入り、避難所となっている公民館や学校に物資を届け、またお話をうかがいました。
心理的応急処置(PFA: Psychological First Aid)研修の指導者育成研修を修了し、海外での緊急援助活動の知見を有する神田スタッフより、子どもたちの声や支援の様子を報告する動画が届きました。
1月17日は輪島市の中央地区に入り、輪島市教育委員会と福祉避難所を訪問し、ニーズを聞き取り、子ども服やおもちゃ、文具などの物資を届けました。
避難生活も2週間を超え、余震も続く中、学校再開の目途も立たず、友達にも会えず、子どもたちはストレスを抱えて生活しています。ワールド・ビジョンは食品や衛生品・衣料など生活に必要な物資のほか、勉強に必要な文房具やシール遊びやボール遊びなどができるような簡単なおもちゃも届けています。
「やはり、子どもたちが一番喜んでくれるのはこのおもちゃです。避難所の慣れない暮らしの中でも、好きなおもちゃを選んでいる時は子どもたちにふっと笑顔がこぼれ、目がキラキラし出します。被災した子どもたちが一日でも早く日常に戻れるよう、今後も支援の幅を広げていきたいと思います。引き続き、現地での活動にご関心をお寄せいただき、サポートをいただけますと幸いです」
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、子どもたちが日常と笑顔を取り戻すために必要な支援を届けるべく、活動を進めてまいります。