ウガンダ共和国、ナラウェヨ・キシータ地域の支援が終了を迎えました

(2019.10.04)

チャイルド・スポンサーシップを通して2004年からご支援いただいてきたウガンダ共和国のナラウェヨ・キシータ地域開発プログラム(以下、ADP)は、当初の計画を達成し、2019年9月末日をもってプログラム終了を迎えました。

皆さまのご支援により、地域が変わり、子どもたちが「豊かないのち」を生きられるようになりました。
心からの感謝とともに、地域での活動をご報告いたします。

教育:教育の「量」を改善し、「質」の充実へ

以前は多くの学校が、かやぶき屋根の簡素な校舎で、机やイスも整っていませんでした。また、小学校を卒業できない子どもたちも多くいました。2008 年から2012 年に、学校や教室の建設と、学習机やイスなどの支援を行った結果、2016 年には学校に通うことができるようになった子どもの割合は85.7%にまで増加しました。

また、読み書きの能力向上のためにクラブ活動や、読書用教材の提供、教員への研修などを行いました。保護者や地域住民に対し、子どもたちの教育を受ける権利の啓発活動などに力を入れてきました。この結果、初等教育修了試験の合格率は、34.7%(2012年)から71.1%(2014年)に向上しました。

現在では、雨風をしのげる校舎ができ、机もあります

水資源開発:いつでも安全な水にアクセスできるようになりました

以前は、33,000人余りに対し50基しか井戸がなく、またよく故障していたため、多くの住民が家畜も使っている水源から水を飲んでいました。そのため、子どもたちや地域住民は水が原因となる病気によくかかっていました。

貯水用タンクの設置や井戸の建設などを行った結果、安全で清潔な水を得られるようになり、子どもたちや地域住民の健康を促進しています。また、何キロも歩いて水くみを行う子どもの負担を大きく削減できました

また、学校や家庭にトイレや手洗い施設を設置し、病気の予防や衛生環境の改善に関する研修を行いました。2014年には77%の家庭にトイレができ、清潔を保てるようになりました

支援地域から感謝の動画メッセージが届いています!

支援を受けたチャイルドの声

私は小学校卒業後、母が授業料を払えず中学校に進めませんでした。その時、皆さまのご支援により、学校に行けない子どものための職業訓練プログラムが始まりました。

私は、溶接と金属組立ての6カ月コースを受け、今では家族の必要を満たすことができています

スポンサーの方のご支援がなければ、地域での私の生活はここまで向上しなかったと思います。皆さまに心から感謝しています。

マンデーさん(20歳)は、兄弟たちが学校を卒業できるよう、工場での仕事を頑張っています

さらに詳しくナラウェヨ・キシータ地域開発プログラム終了報告書を読むにはこちら

ウガンダ:子どもたちはこんな支援地域で暮らしています

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