ネパール: シッタちゃんのストーリー ~カトマンズの土管の中で~
(2017.11.22)
今、あなたはどこにいますか? わたしは、シッタ。ここにいます。
お母さんと弟と
よりよい生活を夢見て
この街にやってきました
お父さんは、いません
食べ物も家もなく
3人で土管の中で暮らしました
体中が雨でぬれたり
虫がいっぱい入って来たり
毎日とってもこわかったです
今はスラム街にあるおうちの
片隅で寝かせてもらっています
でも、自由はありません
わたしはシッタ、11歳です
前は警察官になりたかった
今は、ただお母さんを助けたい
お母さんは、わたしを学校に
行かせたいと思っているけど、
とても無理だとわかっているから
シッタちゃんの日常
シッタちゃんは一日中家事のお手伝いや弟の世話をしています。朝は井戸水で弟の手と顔を洗ってあげます
「前は警察官になりたかったけど、今は考えてない。だって学校に行かないと警察官にはなれないもの」
お母さんは、なんとか皿洗いの仕事に就き休みなく働きましたが、解雇されたばかり。その日暮らしの厳しい生活を送っています
貧困の中に生きる子どもたちの日常生活
漁に出る子ども、セニャンちゃん
小さな畑を耕し、収穫を売る子ども、キムヤンちゃん
ごみを集めて売る子ども、セバンちゃん
日雇いの漁の仕事に出る子ども、パニャくん
メイドをしたり、工場でミシンの仕事をする子ども、ビティちゃん
家具工場で働く子ども、マスドくん
カトマンズのカーペット工場で働く子ども、リナちゃん
土管の中でその日暮らしをする子ども、シッタちゃん
カトマンズのスラム街で、水汲みをし兄弟の面倒みる子ども、アイサリちゃん
物乞いをしたり、ゴミ山で売れるものを探す子ども、ミナちゃん
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