3分でわかる南スーダン ~南スーダンって、どんな国?~

栄養失調の子どもを抱える南スーダンの母親
  • 首都:
    ジュバ
  • 言語:
    英語(公用語)、その他部族語多数
  • 民族:
    ディンカ族、ヌエル族、バリ族、他多数
  • 宗教:
    キリスト教、伝統宗教
  • 面積:
    64万km2(日本の約1.7 倍)

南スーダン共和国(以下、南スーダン)は、2011 年にスーダン共和国(以下、スーダン)から独立してできた世界で一番新しい国です。かつてイギリスとエジプトによる共同統治下に置かれていたスーダンでは、主にイスラム教を信仰するアラブ系住民が多い北部(現:スーダン)と、キリスト教や伝統宗教を信仰するアフリカ系住民が多い南部(現:南スーダン)を分断する植民地政策(南北間の交流禁止)がとられていました。

1956 年にイギリス・エジプトから独立する際、北部と、分離・独立を求める南部の間で内戦が勃発し、以来2011年の南スーダン独立まで、約半世紀にわたる長い紛争が続きました。このため、南スーダンでは子どもだけでなく大人も、平和な状態をほとんど知りません。長い内戦を経てようやく独立した後も、キール大統領派とマシャール前副大統領派の対立が、大規模でより複雑化した紛争に発展しています。

人々はどんな問題に直面しているの?

水、食糧、薬、トイレ、安全に寝られるところ...何もかもが不足している南スーダン。その他、インフラが整備されていない、国の発展に貢献する人材が少ない、人々の生活を支えるための教育・保健などの公共サービスが整っていない、産業が発展していないなどの課題を抱えています。

  • 南スーダン人の2人に1人が自分の家を失い国内外に避難しています。
  • 命を落とす子どもの4人中3人は、簡単に防げる病気が原因で亡くなります。
  • 国内の2人に1人以上が食糧不足に苦しんでいます。
  • 10人に7人の子どもは学校へ通えていません。

ワールド・ビジョン・ジャパンの南スーダンにおける活動

南スーダンの武力衝突以降のJPFプログラム事業

  • 2014年2月~6月:南スーダン、アッパーナイル州にて避難民への水・衛生緊急支援物資配布事業
  • 2014年6月~9月:南スーダン、ワラップ州にて避難民への緊急援助水・衛生支援/プロテクション事業
  • 2014年8月~:エチオピア南スーダン難民キャンプでの緊急時における教育事業
  • 2015年8月~:南スーダン、西エクアトリア州タンブラ郡

JPF新規複数年プログラム事業2016年~

  • 2016年7月開始:南スーダン、タンブラ郡教育システムにおけるレジリエンス強化事業
  • 2016年8月開始:エチオピア南スーダン難民キャンプでの教育・衛生環境整備事業

そんな私たちの活動を支えるのは、
「チャイルド・スポンサーシップ」というプログラムです。
チャイルド・スポンサーシップは、
月々4,500円、1日あたり150円の皆さまからの継続支援です。

貧困、紛争、災害。世界の問題に苦しむ子どもとともに歩み、子どもたちの未来を取り戻す活動に、
あなたも参加しませんか。

今あなたにできること、一日あたり150円で子どもたちに希望を。

支援の方法を詳しく知る

南スーダン支援に関わる千田スタッフより一言

紛争が続く南スーダンで、状況を少しでも良くしようと奮闘するコミュニティの人々、元気いっぱいの子どもたち、前向きで懸命な現地スタッフなど、多くの素晴らしい人々と出会いました。愛する南スーダンの人々が、希望を取り戻し、平和に安心して暮らすことができるように、ぜひ応援をお願いします!