(2016.10.28)
ワールド・ビジョン・ジャパンは、内戦が続く南スーダンで、5 カ月から5 歳までの子どもたちに、通常の食糧配布に加えて、栄養補助食の配布を行いました。その結果、北バハル・アル・ガザール州の支援センターに登録された子どもたちの96%にあたる8,985人の栄養状態を改善することができました。
写真のアクエイくんは、栄養失調になり、お母さんに連れられてきた子どものひとりです。支援センターでは、お母さんたちに子どもの栄養・保健衛生に関して学ぶ機会を提供し、そのまま食べられる栄養補助食を配布しています。栄養不良の子どもたちは体力が落ちており、お母さんに食べさせてもらわないと食事をすることができません。
そのため、栄養補助食を受け取ったお母さんには、それを兄弟などへ分け与えたりせず、その子に食べさせてあげるよう指導するとともに、2 週間毎にセンターに通うように指導しています。