ケニアスタッフ meets ジャパン!~SHIONOGI 編~

(2017.03.03)

2017年2月21日~24日、ワールド・ビジョン・ケニアから2人のスタッフ、保健事業担当アソシエイト・ディレクターで医学博士でもあるマーガレット・スタッフ(以下、マーガレット)と、チャイルド・スポンサーシップ事業担当のシニーナ・スタッフ(以下、シニーナ)が、塩野義製薬株式会社様(以下、塩野義製薬)と協働で実施する「Mother to Mother SHIONOGI Project (MtoM)」や、チャイルド・スポンサーシップの活動報告会のために来日しました。SHIONOGI編とチャイルド・スポンサーシップ編の2部構成でお届けします。

「ロボットが薬を詰めてる!!」

日本滞在初日には、今回2人を日本に招聘してくださった塩野義製薬を訪問。最新の設備を備えた同社の摂津工場(大阪府)を見学した後、大阪市内の本社を訪問しMother to Motherプロジェクトを推進するプロジェクトチームメンバーや多くの社員の皆さまと報告・交流の機会を持ちました。

工場を見学した感想としてシニーナは、「ロボットが動いているところを生まれて初めて実際に見ました。薬が1錠1錠、有効成分の量や形状など厳しい品質管理基準のもとで製造されて世に出ていることを目の当たりにし、今後はこの実体験に基づいて、コミュニティの住民になぜ決まった時間ごとに薬を飲まなければいけないのかを自信をもって指導できます」と興奮をもって話しました。

アフリカからの初めてのゲストとして塩野義製薬株式会社様の摂津工場を見学
マーガレットは、多くの保健・栄養事業を統括している立場からも、Mother to Motherプロジェクトが事業・パートナーシップの両面で素晴らしい成果をあげていることのお礼を述べました。特別報告会には夕方5時からの開催という時間帯にも関わらず、60名を超える社員の方が集まってくださいました。

マーガレットからは、ご支援によって地域の誇りとなるような診療所が開所したことにより、夫たちが妻が診療所で出産することに前向きになっている等の事業地域での変化を報告。シニーナからは、子どもの頃、チャイルド・スポンサーシップによる支援を受けていた自らの生い立ちを語りつつ、現地の女性や子どもたちの日常を紹介し、Mother to Motherが子どもたちや女性、地域の人々の健康改善にどれだけの成果をもたらしているか、感謝を伝えました。参加された皆さまはうなずきながら聞き入ってくださいました。
塩野義製薬株式会社様社内での特別報告会を終えて皆さまと

塩野義製薬主催のメディア向け活動報告会に出席

2017年2月22日、本プロジェクトを広く知っていただくため、メディア関係者向け活動報告会が塩野義製薬主催で開催され、保健事業に従事するマーガレットが出席しました。報告会では、本プロジェクトのオーナーである塩野義製薬の竹安正顕海外事業本部長が「人の命を守る」ことへの強い想いを述べたのち、マーガレットによる1年目の具体的な支援の成果、そしてWVJ事務局長・片山信彦が2年目以降の活動の鍵となるポイントについてコメントしました。

(左)塩野義製薬・海外事業本部長の竹安正顕氏、(中央)ワールド・ビジョン・ケニア保健事業担当のマーガレット・ジェンガ、(右)ワールド・ビジョン・ジャパン事務局長の片山信彦
大阪城にちょっとだけ立ち寄り
工場の食堂でお弁当をご用意いただきました
プロジェクトオーナーの竹安様(執行役員 海外事業本部長)とプロジェクトリーダーの板垣様にマサイの衣装を贈呈
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