(2016.06.14)
世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(東京都中野区、常務理事・事務局長:片山信彦)は、7月30日の人身取引反対世界デーに先立ち、中高生向け国際協力プログラムを、7月23日(土)に表参道で開催します。世界、特に、アジア地域に集中するといわれるこの問題について、次世代を担う中高生に広く知ってもらい、問題解決のために行動を起こしてもらうことを目指すこのプログラムでは、現在、参加者を募集しています。
「人身取引(人身売買)」とは、労働や売春等を目的に、強制的な手段により、弱い立場にある人々の自由を奪い、搾取すること。「現代の奴隷制」とも呼ばれる人身取引の被害者は、世界で約2,090万人と推定されており、そのおよそ半分がアジア地域に集中するといわれています。アメリカ国務省が例年6~7月に発表する「人身売買報告書」の2015年版では、「外国人技能実習制度」をめぐる強制労働の実態や、女子高生らを使った「JKビジネス」を例に、日本も問題を指摘されています。
当日は、国連機関勤務を経てWVJに入団後、5年以上にわたりカンボジアに駐在し、カンボジア、タイ、ベトナム等のメコン地域の人身取引問題に取り組んできた池内千草スタッフも参加。実体験に基づくストーリーや現場の課題等を報告します。
上記のプログラムは予定です。変更になる場合がありますので、ご了承ください。
※「国際協力プログラム」は、グローバル化が進む現代を生きる日本の子どもたちの目を世界に向け、子どもたちが世界の諸問題について学び、問題解決のために自ら行動していくことを目指す「ワールド・ビジョン ユースプログラム」の別称です。6回シリーズの体験型ワークショップで、7月23日が第3回目です。全6回終了後には、アジアのユースグループと一緒に活動することも視野に入れています。
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■ワールド・ビジョン・ジャパンとは
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。
■この件に関するお問合せは
【担当】 市山志保(shiho_ichiyama@worldvision.or.jp)
【電話】 03-5334-5356 【FAX】03-5334-5359 【携帯】090-5762-8886